2022年11月

結陽の七五三

忙中閑あり→壺中天あり。孫の結陽がめでたく、愛でたく、七五三を迎えました。



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結陽、美空、ジイジくんは幸せだ。ありがとね。



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娘夫婦に大感謝。



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ありがたや、ありがたや。



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この時間を糧として、さてと、幸福な家族のステージとなる庭を、設計設計また設計。



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ちなみに来年6月まで仕事はいっぱいいっぱいですから、設計のご依頼は気長な方限定となっております。



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横浜の庭にひとつでも多く笑顔の花を咲かすべく、花咲か爺さん頑張ります。



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などとつらつら書いていたら、娘から前撮り写真が送られてきました。



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さすがにプロフェッショナル、お見事。ぼくもプロですから、こういう庭を思い描かなきゃね。



ふたりがこんなレディになってくれるまで、
一緒にいられたらいいなあ。
結婚式とか、イメージしただけで泣けてくるのだよ。

 



 

風の歌を聴け エンガチョ

 北風小僧の寒太郎、今年も街までやってきた。いやあ、ひっさしぶりの雨で、北風がヒューン、ヒューン、ヒュルルーンルンルンルン冬でござんすヒュルルルルルルン。朝からしっかり降っていると、今日の行動に迷いがなくなります。現場がストップするのでやることはただひとつ、設計に没頭するのみ。



晩秋→→→初冬
デッキの植物活気付く。

 
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 店に到着したら、デッキの植物たちが歓声をあげていました。そろそろ空気が乾燥するため毎日水やりをしていたものの、やはり雨水の方がうれしいらしい。手がかじかむ北風も草花にはいい刺激のようで、置き場のバラやクリスマスローズが活性化してきました。多肉たちも夏の休眠期には見られなかった成長を遂げています。



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 いいぞいいぞ、晩秋から初冬へ移行するこの季節に元気づく植物に歩調が合って、今日も創造意欲が満ちている。っさ、やってもやっても追いつかない仕事量なれど、雨に乗じて全集中。お待たせしている方々は、幸いにして気長に付き合ってくれていますので、それに甘えてコツコツと、ひとつひとつを丁寧に仕上げることと致しましょう。



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 焦るな焦るな。季節と同調できているならこれ以上のコンディションはない。あとひと月半、と思うと駆け出しそうになるから、今日のことだけ考えて、設計設計また設計。いい庭はいい人生の舞台なり。幸せ家族の、泣けるほどの幸福感を演出し支える庭を描きたいなどと、本気で思っているのは稀有なことのようなので、ならば気合を入れて、思いを込めて。


本気 坂村真民

本気になると
世界が変わってくる
自分が変わってくる

変わってこなかったら
まだ本気になっていない証拠だ

本気な恋
本気な仕事

ああ
人間一度
こいつを
つかまんことには


 ただし、本気を発揮するには、油断なく季節と同期していなければならないのである。力むと転けますからね。プーチンも本気、トランプも本気、コビットも本気で、生存を賭けて暴れている。悲しいというか、腹が立ちますよ。でもね、ヤツら必ず転けますよ。だから巻き込まれないようにエンガチョしとくのが得策かと。えーんがちょ!自分の本気を優先させないと、この歳になると、時間がもったいないのです。



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 い〜い雨だなあ。








 

キッチンで天体ショー

 昨夜はカメラ担いでワックワクしながら帰宅。月はどっちだ、と見回すと、なんとなんとキッチンの窓の正面に浮かんでいるではないか。厚着をして庭で見上げる予定を変更し、料理をしながら撮影することに。



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 アルコールはジャック・ダニエルをロックで。BGMはブルー・ムーンを、今宵はロッド・シチュワートで。



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 キッチンタイマーを使い5分毎にファインダーを覗いて、呼吸を整えシャッターを押す。



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 縄文人はこの現象をどう捉えていたのだろうか、とか、月夜見尊のこととか、日本中で同じ月を見上げている幸福な家族の姿と子供たちの瞳、オスカー・ワイルド曰く「我々は全員ドブの中にいる。でも、そこから星を見上げている奴だっているんだ」とか次々と。



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 脳内のスクリーンに展開する4時間のプライベートな映画を、ひとりほろ酔いで楽しみました。



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 次の皆既月食は、2025年9月8日だそうな。晴れるといいですね。



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 3年後の9月かあ・・・次回は庭でバーベキューをしながら、孫たちと一緒に。







 



 

囲炉裏ばた

 とんとん昔があったとさ。深々と雪が降る夜の囲炉裏ばたで、綿入れ羽織って小さく丸まったお婆さんが、孫たちに語って聞かせる昔話の出だしです。



越後はそろそろ雪景色。
横浜の紅葉はここからが盛りなり。
色づく葉っぱに足並み揃え、
今日も設計に高揚す。
師走が近づき、焦る気持ちを諌めつつ。

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 先日ラジオ番組に加藤登紀子さんがゲスト出演し、生で知床旅情を歌いました。あの事故から1ヶ月ほど封印していたその曲を、年末恒例の全国ツアー『ほろ酔いコンサート』で歌う決心をしたとのこと。まだ発見されていない人も多く、とてもじゃないけど歌うことができなかったのでしょう。 



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 ぼくは数あるお登紀さんのヒットの中で、知床旅情は異色だなあと思っていました。当時、数年前に森繁久彌が歌い人々に馴染まれていた、のどかな民話のような流行歌をなぜ加藤登紀子がカヴァーしたのか疑問符がついていたのです。



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 全共闘の嵐の只中から燃える松明を掲げ街へ出て、世の中がどう変わろうともその炎を掲げ続けたジャンヌ・ダルク、加藤登紀子。そんな彼女に知床旅情が馴染まないような気がして、小さな引っ掛かりとなったまま数十年。しかしそれは、番組内でのトークで解消されました。お登紀さんは語ります。



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 公にはたぶん初めて話すことなんですけどね、知床旅情は旦那との思い出の曲なんですよ。出会ったその日に意気投合してお酒を飲んで、「じゃあそろそろ」と帰ろうとしたら、あの人が「もう少し一緒にいてほしいなあ」と引き止めて、知床旅情を歌ってくれました。だから私はずっと歌っているの。百万本のバラと知床旅情は特別なんです。



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 お登紀さんと、ご主人藤本敏夫さんの人生は、年配の方ならご存知ですよね。なんだかなあ、加藤登紀子というお方は、どこまでも熱くて、そして可愛らしいんですよねえ。ほんとに、我が女房に可愛らしさを足せば加藤登紀子になる。あ、贅沢は申しません。ぼくは藤本さんの足元にも及ばぬへなちょこですから。



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 百万回爪弾いたギターの音色と、囲炉裏ばたのとんとん昔を思わせる歌声。一節一節の詩が胸に来て、へなちょこ爺さんは泣けて泣けて。



 

 今日は立冬。知床の岬に吹く風はつべたいこいとでしょう。悲しくて悲しくてただ海を見つめている人が、お登紀さんの囲炉裏に集ってくれるといいな。とにかくさ、温まらないと。



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 ジャンヌ・ダルクは火炙りにされ、歴史の宝となりました。日本のジャンヌ・ダルクは闘争の松明から火を移した囲炉裏ばたで、今日も歌っている、ぼくら世代の宝物です。




 

ワープ

 横浜から一路、越後は魚沼の盆地へとひと馳り。運転手はきみだ、助手席はぼくだ。女房はこの頃ぼくの運転が当てにならないと、決してハンドルを譲りません。確かに、視力が落ちているし考え事が多くなって、自分でも昔のような颯爽としたドライビングができなくなっているという自覚はあります。いつの頃からか移動手段として惰性っぽくなっちゃて、運転に対してワクワクするゲーム感覚が失われている、そんな気もするのです。



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 まあいい。女房はお気に入りの新車が楽しいようで、拓郎と泉谷を大音量で流しながらの鼻歌まじり、隣りにいて安心感がある。現実として、還暦過ぎると男は老いてゆくが、女はパワーを増してゆくのです。それを甘んじて受け入れましょう。



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 後部座席の孫たちはひとしきりはしゃいでいたが、すぐに熟睡。懐かしき名作ゲーム『ぼくの夏休み』の舞台だった月夜野村を過ぎて目を覚まし、山が連なる風景に歓声を上げる。いよいよあのトンネルに突入だ。



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 国境の長いトンネルを抜けると、そこは紅葉の故郷。



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 何度通ってもこのトンネルの不思議さが楽しく思われます。国が違うように、季節が変わるように、数分で別世界へワープする。



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 途中パーキングに立ち寄ったら、ふたりは歩道の枯れ葉に興奮して踊り出しました。かっわいいなあ〜。いいぞいいぞ、色づいた葉っぱに興奮する健やかなる感性。



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 小出インターに到着。さっそく着替えて法事開始。快適に、安全に、とても見事な運転であった。何より楽しんでいる感じが伝わってきて嬉しかったのであ〜る。女房が喜んでいることが嬉しかった。お、嬉しいという字は女が喜ぶと書くんだ。なあるほど、この嬉しさは文字が生まれた頃から世の男たちが味わってきたことなのだなあ。


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 ちなみ『にすい』に『妻』で凄い。にすいとは氷の意、故に冷たい妻ほど凄まじいものはなし。『さんずい』に『女』で汝、目下の者や親しい人への二人称代名詞。太古の昔から、男どもは女の言動に怯え、尻を叩かれ糧を求めて懸命に働いてきたのだ、ということがわかります。現代では社会的立場が逆転しました。男は仕事に自主的な自己肯定感と誇りを持ち、ともすると「俺が食わしてやってんだ」ぐらいのことを言ってしまう。昭和時代にはよくあった家庭崩壊の引き金となる台詞でした。



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 そんな思い上がりもこの頃では『にすいの妻』たちの猛反撃によって沈静化され、年若い夫婦は最初から、人生の舵取りは奥様が担っているのであるという掟を身につけて、ぼくらから見るととても賢く平和な家庭を築いておられる。うちの子供らや甥っ子姪っ子もそれぞれに、見事にその今風のスタイル生きている。いちいち揉めてばかりだったぼくら昭和の夫婦を反面教師とした、素晴らしき生活感覚なのであります。



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 ワープする。コロナで間が空いてしまいましたが、時々はトンネルを抜けて、故郷の風景と人々に接し、我が根っこを元気づかせようと思いました。幸いにして元気に暮らす母の存在を軸として、越後三山、魚野川、広がる田んぼ。

兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
夢は今もめぐりて 忘れがたき故郷

如何にいます父母 恙なしや友がき
雨に風につけても 思いいずる故郷

こころざしをはたして いつの日にか帰らん
山はあおき故郷 水は清き故郷

 こんな童謡が胸に来る、そういう年齢になったんだなあと。子や孫たちにも健康で美しき、田舎っぽい人生が巡りますように。
 翌日横浜へワープ。さてと、日常に、魚沼で吸い込んできた空気を追加して、新鮮な気持ちで幸福なる家族の庭を思い描きます。設計設計また設計。


運転中に我が『にすいの妻』が大声で歌っていた拓郎。
彼女が革命家を目指して奮闘していた頃の記憶が蘇り、
血がたぎり、パワーが漲るのでしょう。
これはこれで、かわいい婆さんです。








 

風の歌を聴け 水やり

 ガーデニングに勤しむ人の日課は水やりです。芝生、花壇、鉢植えに、夏は毎日、他の季節は植物の様子を見ながら行います。



金沢区にあるお気に入りの場所、
小川が流れる遊歩道をひと巡り。
水と空気と土と太陽光&虫たち。
撮影散歩、小春の道は花だらけ。


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 水やりのタイミングは土の表面がカラカラに乾いてから。あげる時は地中深くまで行き渡るように、鉢の場合は底から流れ出るまでたっぷりと。



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 植物は地下と地上が連動している生物です。根の成長が幹を伸ばし葉を茂らせ、その葉っぱが行う光合成で得た有機成分が地下へと運ばれて根を太らせます。



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  注意すべきは草花を可愛がるあまり、毎日せっせと水を与えてはいけないということ。いつも手が届くところに欲しいだけの水分がある状態では、根は成長しないのです。さらに過度な湿潤は、根腐れの原因になりますから要注意。植え付け直後にそうなることが多いので、植え替えの時は一度たっぷりと注水をして、あとは乾くまで待つのが無難です。



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 「毎日お水をあげたのに枯れちゃった」という嘆きは、実は可愛がり方の勘違い。甘やかすだけでは根性がつかず、ついには性根が腐ってしまう。このように植物の成長を通して会得する『育て方のコツ』によって、ガーデニング好きな女性は子育ても、夫育ても上手なのであります。これホント。


仕事に突っ走りすぎて全身がカサカサに乾いた日の夜に、庭でこれを流すと潤うのです。



歌声?歌詞?いやいや、自分の根っこが水を求めてぐんぐん伸びていた頃の曲だから。
4畳半の自室を暗室にして、深夜から夜明けまで現像と焼き付けに熱中していた日々、
この曲が入っているLP『ミス・アメリカ』 を聴き続けていました。
繰り返し、繰り返し、針を落として。
どうしたことか、今はそういう
レコードがすり減るまでというような聴き方を誰もしなくなったわけで、
ピーター・バラカン氏が嘆く通り、レコード盤からCDへ、そして配信となって、
音楽の重量は軽くなる一方。
孫世代には、記憶の後ろで流れ続ける一生物の音楽は存在するのだろうか、
などと老婆心ながら案じてしまいます。
逆に言えば、なんであんなに夢中だったのか不思議ではありますが。
時代ですかね。
小さいスピーカーから流れてくるノイズ混じりの音でさえ、
ダイアモンドのように輝いて聞こえたあの頃が、
ジジイになっても宝物。
リンダ・ロンシュタット、ジェイムステーラー、ジョン・デビット・サウザー、
ジャクソン・ブラウン、イーグルス・・・
ノンポリ反戦派の若者たちがヒッピームーブメントの潮流に乗り、
流れ流れて行き着いた先は西海岸。
70年代終盤に、遥かハワイを越えて太平洋を渡り、
さらに関越トンネルで三国峠を突っ切って、魚沼地方まで吹き込んだ風の音。

 
 

山頭火浮かんだ散歩道

貧しう住んで これだけの花を咲かせている

 故郷の法事を終え、実家の裏手を散歩していた時に不意に浮かんだ山頭火。貧しいわけではなく、慎ましやかに暮らしている田舎の人々は、畑の隅や軒先に、これでもかと花を咲かせているのです。今回は親父の四十九日でした。葬儀と同じくお経から納骨まで、親族一同が淡々と、和やかに事が進んでホッとしたような。悲しみは不可解なほど少なめで。



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 このように花をいっぱい咲かせているご近所さんたちにも、いろいろとあるわけです。都会と違ってここ数十年間は慢性的に不景気だし、冬は雪との闘いだし、それぞれの家族にそれぞれの悩みや苦労や不幸なことが、巡る季節のようにやってくる。しかし誰も、誰一人もそれを苦にしている様子はない。季節と同じだから、すぐに、必ず、次の季節がやってくることを、大人から子供まで知っているからなのでしょう。



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 おりしも越後三山の頂上が白くなり、手前の低い山々は 山頂から中腹が紅葉真っ盛りで、もうすぐ里に降りてくる頃合い。大概このタイミングで初雪となり、色鮮やかな風景がひと降りで灰色になってしまうのです。冬が来る。人々は野沢菜洗いと大根抜きと雪囲いを急ぎます。



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 正月くらいから始まる除雪作業はかなりの重労働で、都会の人なら1日で音を上げます。しかし子供の頃から繰り返してきた老人にはごく普通の、飯を食うくらい日常的なことであり、ラジオ体操程度にしか感じないちょうどいい運動になっている。それでも冬型の気圧配置が一週間も続くと、町中の人が疲労困憊で顔色が悪くなる。でも誰もそれを嘆く者はいないわけでして、いたとしたら病人か怠け者という噂が広がるだけだから、グッと我慢しているのかもしれません。雪国人の我慢強さは案外そんな理由であると思われます。親が口癖のように言う世間体とか、子供の頃は大っ嫌いだったけど、それは田舎暮らしに必要なタガなのかもしれませんねえ。



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 雪は魚沼盆地一帯に、平等に降り積もります。平等だから、若い衆は弱い立場の人を普通に助けます。自分もそのうち弱者になることを知っているし、だからお互い様なのです。そして共存のために、隣近所は家族的につながります。日に何度か、ご近所さんや近郷近在で暮らしている知り合いが家の中にいるのが当たり前で、収穫した野菜をやりとりし、魚野川の鮎や、時には山の獣を仕留めて解体して配り回る。熊などは超が着くご馳走で、肉だけでなく、熊の胃の苦味は、今でも思い出すだけで胸焼けが収まるほどの胃薬効果がありました。



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  貧しう住んで、これだけの花を咲かせている。やはりそう、貧しいのではなく、お互い様の暮らしは永久に豊かなことなのです。豊かさとは財力ではない。財産とは心の中と、家族と地域の人たちとの関わりの中にある。雪国育ちのぼくはそのことを実感できるのですが、都会育ちの方々には想像もできないことなのかもしれません。だからできるだけご近所と関わらないように、互いに息をひそめるように暮らし、時たまいる『関わる者』は、やや病んだトラブルメイカーだったりするものだから、いやはや。



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 トラブルメイカーの家は、仕事柄、すぐに判別できます。チラシお断り、犬のフンに対する警告文、ひどくなると「北朝鮮が攻めてくる」と汚く殴り書きした紙が何枚も。おっといけねえ、長年庭にまつわるご近所トラブルの相談を受けながら、とても気になる風景なものでついつい激しい言い方になってしまいました。そこまでいかなくても、共通しているのは玄関先や庭が殺伐としているということ。気がついている人も多かろうと思います。訪問販売系の人たちは必ずそこを観察して、善良なる販売員は敬して遠ざかり、悪質な者はいいカモを見つけたとピンポンを押すのです。先日もそんな事件が報道されまして、せめて玄関先だけでも健全に花咲かせていたら・・・などと思いました。



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 都会は何故ここまで貧しくなってしまったのでしょう。何かささやかな間違いを積み重ねるうちに、庭を楽しむことを忘れ、それどころかいかにして苦労を減らすかという一点からイマジネーションが広がらなという、重大な間違いにはまり込んでしまっているように思えて、早くそこからぬけださなきゃまずいでしょ、と思えて仕方がないのですが。



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 貧しう住んで、これだけの花を咲かせている。花って不思議ですねえ。食べられるわけでもないし、小学とはいえお金もかかるし、世話に費やす時間も必要だし。誰が誉めてくれるわけでおないのにせっせと咲かせている。庭の専門家でありながら上手に解析できないこの花の効用は、実は途方もないく大切な、重要な、幸福に暮らすためのお作法なのかもしれません。たぶん、間違いなく、花の数と幸せは比例するのですよ。



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 花ですよ花、花いっぱいの庭が家庭の平安を守ります。お互い様を失った都会の住宅地で、呆れるほどの花を咲かせて、その花咲く庭が連鎖して行けば素敵な地域となってゆく。誰だってそんな街で暮らしたいんですから、きっとそうなってゆくに違いなし。殺伐として暮らす人も引きずり込むほどの幸福感を放つ庭が、ちょっとずつでも増えてゆくといいなあと、法事を終えた散歩道で思う田舎者。



種田山頭火と高田渡はイメージが重なる。
歩いて歩いて、つぶやいてつぶやいて、
愚かしいほど飲んで飲んで、旅に病んで呆気なく死んじまった。
他に生きようがなかった、自分に対するクソ真面目。
二人とも大好きな詩人です。

 







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