2023年05月

家族の庭のつくり方 7

庭に出やすくする

部屋との段差が大きいと、庭の存在が遠くなってしまいます。



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行きづらければ楽しみづらい。



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階段や濡れ縁を設けて、キッチンからリビングへ、リビングから寝室へ行くように、すんなりと庭に出られるようにしましょう。


 オープンガーデンの興奮に後押しされるように、意識は初夏へ。っと、その前にしっとりとした梅雨を楽しみましょう。アジサイ、アガパンサス、キンシバイ、ヤマボウシ、どれも咲きはじめの色が素晴らしい花です。



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 思い起こせば昨年は梅雨明けが異様に早くて、しっとり感を味わうことなく真夏が始まりました。今年はシトシトと、静かで潤いのある日々でありますように。






 

後藤さんちのOG 2023

 今年も栄区各地でオープンガーデンが開催されました。少し残念だったのは天気の具合、毎週末が雨で、今日の最終日にようやく晴れてくれそうです。それとバラの開花が例年よりも数日早く、何回かの強い風雨に洗われたこともあって花は少なめ。それでも大勢の方が庭巡りの感動を味わいました。開催関係者の皆様に感謝感謝です。



オープンガーデン23−1

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 では、後藤さんちの写真をたっぷりとお楽しみください。



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 いつも思うことながら、写真では風と香りをお届けできないことが残念なんですよねえ。



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 やはり、庭は浴びてこそ。



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 これまたいつもい思うことで、ここに至るまでに燃焼された後藤さんのエネルギーの高さに敬服しきりです。




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 バラという特別な花が、庭人の暮らしをスペシャルな領域へと導いてくれるのかもしれません。仕事柄たくさんの庭を拝見しながら、そんな気がしているのです。



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  後藤様、今年もお疲れ様でした。紅茶とお菓子とビール、すっごく美味しかったです。あ、ご主人が出してくれたバナナも。



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 またお邪魔させてくださいね。



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 来年も楽しみにしています。早川さん、和泉さん、岩竹さん、あと、ええっと、桂台の伊藤さん、花咲く庭でのワインを楽しみにしています。皆様、素晴らしい庭をありがとうございました。



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 庭を楽しむ暮らしっていいもんですよねえ。またコツコツと、来年に向けて、花咲く日々をお過ごしください。








 

家族の庭のつくり方 6

未来をイメージする

ガーデンリフォームの完了は、ゴールではなくスタートです。



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2年後

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庭は花咲く未来を思い描く場所。



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5年後

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1年後、5年後、10年後と、時間とともに輝きを増してゆく庭をイメージしましょう。


 栄区各所でオープンガーデンが行われています。今週末がバラのピークですので、ぜひ。

オープンガーデン23−1

オープンガーデン23−2 2

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感動するのは花の数と、そこに至った時間の積み重ね。





ひとりの子供が好奇心と出会ったのは ついこの間のこと

捕まえたトンボはビンの中

雷がとどろく空に怯え

流れ星に涙したのです


そして季節は何度もめぐっていきます

ペンキで塗られた子馬は上がったり下がったり

私たちは時という回転木馬に乗った捕われ人

戻ることなどできません

ただ、私たちが通ってきた足跡から、後ろを振り返るだけ

季節はめぐりめぐっては回り続けるのです

サークルゲームの中で


それから少年は10回の季節を駆け抜けて

その間に同じ数の清らかな氷の小川を滑りました

「大人になったらね」って言葉になだめられて

いつかきっと夢をかなえようと誓うのです


16回の春と16回の夏が過ぎていきました

おもちゃのカートは町を走る本物の車になります

季節たちが彼に言うのです

「ゆっくりと時間を楽しむのさ。今のうちだからね」

そのうちに足を引きずるようになるから

時の流れを遅くするためにね


そして月日は流れ あの少年はもう20になりました

実現させようと抱いていた夢は少し輝きを失ってしまったけれど

新しい夢が、たぶんもっと素晴らしくて豊かな夢が

生まれるでしょう

最後の年が回転し終わる前に


そして季節は何度もめぐっていきます

ペンキで塗られた子馬は上がったり下がったり

私たちは時という回転木馬に乗った捕われ人

戻ることなどできません

私たちが通ってきた足跡から、後ろを振り返るだけ

季節はめぐりめぐっては回り続けるのです

サークルゲームの中で




オープンガーデン 桂台・上郷

 いよいよ栄区のオープンガーデンが始まります。

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 小山台、庄戸、桂台、上郷の4地域での開催で、この土日は桂台と上郷です。

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 ちょっと天気が気がかりながら、なあに、雨に濡れた花の美しさは格別なものですから、レインシューズと傘さして、存分にお楽しみください。どのお庭も素晴らしいですよ。

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もしも雨ならしっとりと。
たとえばアルディーを脳内再生させながら、庭を巡ってみてください。
胸が苦しくなるこんな感情も込みで、バラは美しいのです。

『 バラのほほえみ 』 フランソワーズ・アルディ



この世は はかないもの
私の友達のバラが
今朝 私にそう言った
私は夜明けとともに生まれたの
朝露の洗礼を受けて
私は咲いたわ
幸せで恋をしていた
太陽の光を受けて
夜になると閉じてしまった
目覚めたときは年老いていたの

でも私はとてもきれいだったわ
そう 一番きれいだった
あなたの庭にある花の中でね

この世は はかないもの
私の友達のバラが
今朝 私にそう言った
見て 私を作った神様が
私のこうべを垂れさせる
自分が落ちるのがわかる
自分が落ちるのがわかる
心臓はむき出しよ
片足をお墓に入れた
もう死んだも同じ

きのうあなたは私を愛してくれた
でも私は塵(チリ)になってしまう

明日 永遠に

この世は はかないもの
私の友達のバラは
今朝死んだ
今夜 月が
私の友達の通夜をする
私は 夢の中で見た
光輝き 裸で
彼女の魂が踊っているのを
空のはるか彼方で
私に微笑んでいるのを

信じることができる人は信じる
私は 希望を持たなければ
さもなければ 私は何者でもない

この世は はかないもの
そう言ったのは私の友達のバラ
きのうの朝のこと

 
 

後藤さんちの野薔薇

 朝の6時30分、ふと思い立って後藤さんちを覗きにゆきました。案の定、すでにご夫婦で庭の手入れの真っ最中で、バラの枝を整え、雑草を抜き、大量に出たゴミ袋を運び出しているところ。数日後に迫ったオープンガーデンの準備です。今年は一応コロナ禍終息で、久々の通常開催ですから、きっと数百人はこの庭の感動を味うことでしょう。



日本の原種、ノイバラは、丈夫なので園芸品種の台木として使われることが多いとのこと。
これは目的のバラが枯れてしまい、鉢を放ったらかしといたら台木のノイバラが芽吹いたもの。
20年以上が経過し、幹の直径は8センチにまで成長、ご覧の通りに盛大に花をつけていて、
やさしい香りが庭全体に広がっています。

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 ぼくの目的はノイバラの撮影。いつも連休中は相談会で店を離れられなく、その間に盛大にして可憐なこの花は咲き終わってしまうのです。オープンガーデン前に、店の営業前に、というわけで早朝の訪問となった次第。



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 後藤さんとは確か、ええっと、19年前か20年前に知り合いまして、それ以来奥様のエネルギッシュでバランスの良い暮らしぶりに刺激され、導かれるように過ごしてきたという感慨があります。不出来な我が夫婦のメルクマール、丈夫な台木、上質なる日々を送る後藤さんご夫妻。



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 突然の訪問者に作業の手を止めて、いつもと変わらない、愉快で愉快で仕方ないという笑顔で迎え入れてくださり、おいしいコーヒーと、これまたおいしい豆煎餅をご馳走になりました。この庭にいると故郷に帰ったような安らぎを感じる、とてもありがたい場所です。



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 人生はその人が持つイマジネーション通りに展開する。清らかに、誠実に、好奇心いっぱいで、愛情豊かに暮らす人の庭にバラ香る。楽しみですねえ〜、オープンガーデン。


風の丘オープンガーデン
5月19日(金)20日(土)

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クリック
↓  ↓  ↓ 
⑥ 『迷路のバラのおしゃべり』が後藤さんちです。
他のお庭も感動的ですよ。
 

 
バラはほんの一瞬のドラマ。
この庭の一瞬一瞬が積み重なり、脳内で分厚い物語になっています。

 
 



家族の庭のつくり方 5

季節ごとをイメージする

庭を一年中楽しむために、四季折々の表情や香りを想像しながら植栽を組み立ててください。





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春は希望、夏は情熱、秋は哀愁、そして冬には物思いながら春を待つ楽しみがある。





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季節と呼応しながらの暮らしに、庭は欠かせない場所です。





モクレンのつぼみが顔に見える件

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落書きしてみました。



ミルクを沸かしながら
温まるのが遅くなったと
君はいつでもぼくより先に
時の流れ 季節の移り変わりを知る

このフレーズが好きで、時々口を突いて出る歌です。
ぼくの恋愛観というか、理想の暮らし的なことなのかも。



静かに 静かに 夢は降りてきた

いいですよね、この感じ。

 
 

バラを植える人

 20年前、バラはマニア向けの植物で、素人が手を出せない特別な花でした。10年前、園芸店やホームセンターで多様な品種が売られ、一般化しました。しかしまだ「バラって難しいでしょ、高くて手が出ないし」という声が聞かれ、まだまだ気軽に買って植えるものではなかった。そしてこの頃では価格も安価となり、四季咲きなどの一般ウケする品種がさらに増え、他の草花と同じ感覚で楽しめるようになったのです。



昨年ガーデンリフォームを行った丸岡さんちのバラ。
これは第一弾です。
連休明けに、さらに盛大に咲いたところで第二弾の撮影予定。
いや〜、バラってほんとにいいですねえ〜。


ブルーフォーユー

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ブルーフォーユー


ドルチェビータ

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ナエマ

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ナエマ



 こうなったら世の中の庭という庭すべてがバラ園になってもいいように思いながら、しか〜し、そうはならない。これはもはや好みの問題なのかもしれませんね。ぼく的にはバラがなければ庭が寂しすぎるし、バラほど人を感動させる花はないと思っているのですが、人それぞれ、というところに20年越しの庭の変遷を結論づけることとなりにけり。でもですね、どうしてもそこでピリオドを打てない気持ちが残るのです。



アンジェラ

アンジェラ

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ファンタン・ラトゥール

ファンタン・ラトゥール

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ダフネ

ダフネ



 なぜなら、こんなに人をいい気分にさせて、その効用で手入れも楽しくさせ、庭の波動が上がり、つられて人の心身も良好に引っ張り上げてくれる『お得な花』を、庭を持つ人全員が活用しないのかと、歯がゆいような気分が残るから。とはいえ、これはバラに限ったことではなく、庭自体の魅力に気づいていない人があまりに多いという、これまた20年越しのモヤモヤがありまして、それがこうしてブログを書き続けていることの源泉、エネルギーでもありますので。



ピエール・ド・ロンサール

ピエールドロンサール

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ギーサヴォア

ギーサヴォア


ヨハン・シュトラウス

ヨハン・シュトラウス


イエライシャン(夜来香)
柑橘系の香りがします。


イエライシャン(夜来香)

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 で、あれば、やはりすべての庭にバラの花が咲き香る日、というイマジネーションは消さないままでゴールまで走り続けることが、ぼくのライフワークってやつなのでしょう。こうして理想の世界を思い描き続ける者が、多分ですけど、必要なのです。その役をぼくに課した神様か何者かの意向に従い進む、ありがたい役回りと感謝して、今日もせっせと設計設計また設計。



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 神に与えられし役割、などと誇大妄想と思われるかもしれません。しかし、バラのことも、庭のことも、その魅力を多くの人に伝え具現化したいと願っている庭屋が、ぼくが見渡す限りほとんど存在しない現状ですから、自分をジョナサン・リヴィングストンとダブらせるというのが、自分が自分らしくあること、つまりはこれがアイデンティティってこと。故に、どうか、ええっと、なんと申しましょうか、そんな人もいるんだなあと放っといてください。時々はぼくの庭への思いが強すぎて、加えて伝え方が下手くそなものですから、訝しがられ、ムーンウォークで後ずさる方もいらっしゃる。楽園へお連れできなかったことが残念で、悔しくて、反省反省また反省。プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力、言語能力、日々心身のコンディションをベストに保つ自己管理能力、鬼女房と賢く暮らす生活能力、いろんな能力が整わないと、ライフワークもへったくれもないわけで、研鑽研鑽また研鑽。



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 これをお読みのあなたに、今日はひとつだけ、イマジネーションを送ります。贈ります。あなたのご近所でいわゆるバラ屋敷があったら、遠くからでも観察してみてください。その庭にいる人は、必ずにこやかで、穏やかで、幸福そのものの表情をしています。その人の暮らしぶりがあなたよりも幸せそうだと感じたら、迷わずバラを植えて育ててみてください。話は簡単で、形から入れば案外すんなりとその世界に行けるのですから。バラはそれほど人を、暮らしを、理想へと引っ張り上げてくれるパワーを持った摩訶不思議なる花。繰り返しますが、『お得な花』なのであります。




ごめんなさい 安息の日々を約束したわけじゃないの
陽が差す日もあれば 雨の日もあるわ
ここで暮らすなら手に入れなければならない そうでないなら去るべきよ
ごめんなさい 安息の日々を約束したわけじゃないから

約束するわ 大きなダイヤの指輪に誓って
でもクローバーの茎から薔薇は咲かないから
よく考えて その甘い考えが本当に叶うなら
この世界を授けましょう
でも それが何になるわけ?

だから笑顔で ご機嫌で暮らしましょう
恋は憂鬱なんかじゃないから
一緒に楽しい時間を過ごしましょう

 ごめんなさい 安息の日々を約束したわけじゃないの
陽が差す日もあれば 雨の日もあるわ
ごめんなさい 安息の日々を約束したわけじゃないから

 私はあなたに歌を贈って 夢見心地を約束する
そうしてあなたが束縛と思うなら すぐに別れるわ
でもひとつ分かってほしい
飛び込む前によく見て! 静かな流れは底が深いの
そして いつもあなたを助けてくれる人が近くにいるとは限らないから 
ねえ 私の言っていること分かるでしょ

だから笑顔で ご機嫌で暮らしましょう
恋は憂鬱なんかじゃないから
一緒に楽しい時間を過ごしましょう

ごめんなさい 安息の日々を約束したわけじゃないの
陽が差す日もあれば 雨の日もあるわ



 

家族の庭のつくり方 4

シーンを思い浮かべる

どこに何を植えるか、どんなレンガを使うか、デッキや花壇や通路をどう配置するかと考える前に、その庭で展開させたいシーンを思い浮かべてください。



和泉さんちの庭はいつもにぎやか。

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あなたがその庭の脚本家であり、監督であり、主役です。



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物語を紡ぐように仕立てた庭は、感動的に展開します。


 ガーデンデザインは映画の予告編。ご自分を主役に据えて、満ち足りた近未来を想像してください。その舞台となる庭が、花いっぱいで、笑顔が溢れる夢の世界になりますように。






 

家族の庭のつくり方 3

理想の庭をイメージする

あなたにとって、これ以上ない最高の庭とはどのようなものでしょう。 



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理想の庭を思い描くことは、理想の人生を思い描くこと。



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After 1

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Before 2

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After 2

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Before 3

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After 3

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「そんなの無理に決まってる」という思考を捨てて、あなたの夢にブレーキをかけるべく、脳内に次々浮かぶ制約も捨て去って、クタクラするほど幸せな庭をイメージしてください。
それができた時に、不思議なことが起こります。


 ぼくにとってイメージすることは、仕事なので、日常的な思考作業です。だから日々「イメージできたらできたも同然」と呟き、現状という未完のカンヴァスに向かいます。絵の具はお客様の笑顔で、描く世界は10年後だったり、20年後だったり。正確に言うと、10年間だったり、20年間だったり。
 あのお、失礼ながらあと何年ほど生きるご予定ですか?という質問から設計をスタートすることもあります。その不躾は、どうかご容赦あれ。





 

港南台にワイキキの風

 駅前通りの両サイドにツツジが咲くと、毎年不思議な感覚にはまります。論理的理由付けを抜きにして、ワイキキ郊外をドライブしているような錯覚が広がってくるのです。ツツジの新鮮な発色が南国を思わせるのか、はたまたこの時期の、爽やかな空気と光がそう思わせるのか。



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 記憶のどこかに、そんな場面が印画されているのでしょう。そのページのありかは不明ながら、いくつかの条件が揃うとハワイへワープする、このウキウキする感じを、今年もひとりニヤニヤしながら楽しみました。



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 ピンクパレスから海沿いの道をダイヤモンドヘッド方向へ。左にホノルル動物園、右にはワイキキ水族館。どちらもスルーして、山の麓で左折し住宅街へ。リゾートフルな平屋のエクステリアと庭を見学しながら、ゆったりと、行き当たりばったりに庭散策のドライブが続く。写真は撮らない。いちいち停車しシャッターを切っていたらきりがないし、カメラに納めずとも記憶できるほど、実にアメリカっぽい街並みだったから、あえて。アメリカ人にとっての庭は、芝生とハンモックとバーベキューなのだ。



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 右手に山を見ている限り目的地を見失うことはない。 ダイアモンドヘッドを反時計回りに迂回してカハラ・アベニューへ。さらに進んでカラニアナオレ・ハイウェイに入り、20分ほどで目的地のハナウマ・ベイ自然保護区へ到着。管理棟でレクチャーを受けてから、不自然なほど保護されたラグーンでのシュノーケリングを楽しんだ。自然とは、人がそこそこ気遣いをするだけでこれほどの楽園になるのかと、驚愕と感動のひと時。いやはや、魚と珊瑚と風景の、あまりの美しさにひれ伏したのでありました。



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 駅前通りの両サイドにツツジが咲くと、毎年このような記憶をリピート再生できるのです。ツツジとハワイ、摩訶不思議なるミスマッチ。そのズレから生じるメモリーに、脳内に漂うコパトーンと砂浜の香りが相まって、今日の設計の糧となる。こうして仕上げた図面から、ワイキキビーチの風よ吹け。日本的リゾートフルな庭を描き続けて30年、思えば、心地よい仕事を得たものだ。


  




 
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