快適な庭、家族で過ごす庭を成立させるために目隠しは欠かせません。ウッドデッキ側はしっかりめに木工フェンスで、反対側はタカショーのレベアーチトレリスで軽く仕切りました。特にトレリス側のお宅には岡林さん家のお子さんと同じくらいのお嬢ちゃんがいて、仲良しなのでスケスケがいいとのご要望でした。このように遮蔽するということともにお隣との関係性を考慮して目隠しを考えることが、庭以上に大きい“暮らす”という意味での快適さを生みます。

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 立水栓はわざと庭の一番奥の角に、こうすることで庭を隅々まで有効に使い、意識する導線が出来上がります。蛇口は子どもたちのリクエスト“ヘラクレスオオカブト”です。

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最後にこの庭の中心、大きな砂場です。プランするときに最初に決まっていたのが「庭の真ん中に砂場をつくる」ということでした。男の子はとにかく穴を掘りたいものなのです。これはもう本能なのです。一年中、しょっちゅうこの話題になります。
 男の子は歩きはじめるとすぐに石を拾って投げ、次がドロ団子で、その後砂遊びに夢中になり、それが長い子だと6年生まで続くのです。でもまあ、たいがいは2~3年で砂遊びは終わり、砂場は忘れ去られてしまいます。だからあえて庭の真ん中なのです。そうしておけば砂場の次は花壇、興味が向けば有機栽培の畑、そして究極はバーベキュー炉、家族で火を囲む“いろり”へと進化させることができるのです。子どもの成長、家族の歴史とともに庭の中心が変化していく。それが可能な庭というわけです。

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 以上、新しい街での暮らしをスタートさせた、幸せにきらめく岡林さんご一家のファミリーガーデンでした。




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