夜明け、御来光直前のオーラを放つ長島さんご夫妻。その庭で春の陽を浴びていた木と草花とを。

 最初は斑入りのカエデです。これはここに来る前に暮らしていたマンションから持ってきた思い出の木だそうです。

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 続いて、私がおすすめしてプランに入れたレモンと夏みかんです。ここ横浜港南地区は柑橘類がとても良く育ちます。庭のレモンは最高の味、その美味さときたらスーパーで買うのとは違う食べ物のようです。そして夏みかんは、毎年マーマレードづくりを楽しめます。

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 草花はどれもコンディションが良くて、冬の花がまだいきいきと咲いています。

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 それでは新婚さん向け庭ばなしに入ります。
 今日は花の数と家庭の幸福度は比例する、恐ろしいほど必ず比例する、というこについてです。
 これは長年庭屋をやってきて、数限りない庭と家族を見てきた結論なのです。5月17日に書いたように、ガーデニングも家族も手間がかかるもの。そして方向性というか目標というか、こうなりたいというイメージが不可欠です。このイマジネーションに向かって手間を惜しまずに、そうやって庭に費やされた時間の分だけ花が咲くのです。そしてこれが不思議なんですけど、幸福に向かって積極的に、具体的な努力を続け、さらに高い幸せを追い求めるというタイプの人はなぜか花を増やします。切り花だったりアートフラワーだったりいろいろですけど、最も多いのがガーデニング。
 ガーデニング好きの奥様というと緩い印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますけど違います。キッパリと言い切っちゃいますが、ガーデニング好きの奥様は“強い”のです。その強さは頑固とか自己主張が強いとかそういう強さではなくて、しなやかでタフな、柔らかいけど切れない真綿のような、そういう強さです。それと根源的なパワー、エネルギー値が高い。次のシリーズで紹介するオープンガーデンの瀧本さんちと後藤さんち、両家の奥様がまさにそういう方です。といいますか、やや過剰なほどのハイパワーで、そのパワフルなガーデニングっぷりが感動的な庭を生んでいるのです。
 花の数と幸福が比例するなら、逆説的に考えれば花を増やせば幸せになれるということになります。新婚当初は食卓に花が生けられていたりします。休日には2人でホームセンターに行ってハーブを買ってベランダで育てたりもします。それがいつのまにか・・・。
 必要なのは幸せな夫婦関係、幸福な家庭生活をしっかりとイメージすることです。できるだけはっきりした言葉で、鮮明なシーンとして。それができれば大丈夫です。いつも言ってることですけど「イメージできれば出来たも同然」なのです。あとはそこに向かって行くパワー、エネルギーがあなたにどれだけあるか、この部分が人それぞれで違うところで、このエネルギー値が高いか低いか、それがイコール幸福を組み立てる能力なのだと思います。
 もし自己診断して、自分にエネルギーが不足していると感じる人はどうしたらいいのかいうと、悲観することはありません。そこがガーデニングの不思議な魅力。最初はまったく気張らずに、気楽な感じで始めたガーデニングが、いつしか庭や草花のとりこになっていたということがよくあります。庭と植物は人を育てるのです。そしてエネルギーをチャージしてくれます。ホントです。何となく始めても、徐々に庭で過ごす時間が増えていって、気が付けば薔薇名人になっていたり、農家顔負けの有機野菜を収穫する自給自足な生活になっていたり、うちのお客さま見ているとだいたいがそういう展開です。そしてそこまでいけばあなたは“幸福達人”、高いエネルギー値で家庭の幸せを守り育てる奥様になっていることでしょう。
 そんなわけで、新婚さんはとにかく花を植えて育てましょう。花の数と家庭の幸福度は比例する。花花花、花だらけの生活があなたを強いガーデニング奥様に育て、幸福な家庭を育てるのです。

 ところで、こんなこと書いている私の家はどうかと言えば・・・、まあ、紺屋の白袴・・・といったところです。



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