メインとサブの2台分の駐車場が出来上がりました。素材はヤキスギレンガとまくら木です。サブスペースは来客用なので普段は日当たり良好。轍以外は芝生を張って(ご主人が芝生好きなのです)前庭感を出しました。たとえば、この2台分のスペースがコンクリートだったら・・・、味気ないですよねえ。実用性を維持しつつ、シンプルに、できるだけナチュラルな素材でまとめるという考え方で、駐車場もご覧の通り前庭の一部になるのです。
 芝生の手入れはちょっと・・・という場合は、クルマがまたげる程度の背の低い草花を植えてもいいですし、それも面倒という方にはヘデラ(常緑のアイビー)をおすすめしています。ヘデラなら年に何度か徒長した茎をつまむだけで、ほとんど手入れがいりません。

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 大人数のパーティーではここにもイステーブルを出して(町内みこしの休憩所みたいに)。この住宅地は、そんな田舎的光景もイメージできる落ち着きと、良好なご近所付き合いがある成熟した街です。

 宅地造成し分譲が始まって、次々新しい若い家族がやってきて出来上がった街が、20年、30年と経つうちに街もそれぞれの家族も成長していって、三代目となるお孫さんが遊びにくるのを楽しみに、おじいちゃんおばあちゃんが若夫婦用の駐車場を広げる。
 街のスタート時点で同世代だった住人はほぼ同じに家族構成が変化していって、今は若い人が少ない静かな街になっています。住んでいる人たちは「小さい子供がほとんどいないから静かすぎて寂しい」とおっしゃいますが、時々、東京やここのようないい風が吹かない場所から遊びにくるお孫さんたちにとっては、静かでのどかで温かい、やさしいおじいちゃんやおばあちゃんが迎えてくれる幸せな場所として記憶され、それはその子たちにとって一生の宝となるのです。歳とったらそういう役回りを果たすのも浮き世の勤め、越後の山奥で育った私にはこういった田舎っぽい感覚が、人生上のけっこう大事なこととしてインプットされています。

 今日もお客さまとそんな話になったのですが、子供がでかくなってしまうと、次の楽しみは孫ですよねえ。うちは夫婦共々47歳、孫のことを考えるにはまだ早い年齢なのに、時々妻もそう言います。そして中2の娘に「早く子供つくんなさい、私がちゃーんと育ててあげるから」と、教育上はたしていいのだろうかと思うようなことを真顔で話しているのです。かく言う私も同じ気持でして、娘の勉強とか進学とか、そんなことより孫が欲しい!・・・変ですかねえこういうの。


 話変わって、先月つくらせていただいた石川(妻)さんから「庭を楽しんでいます」といううれしいメールを庭で遊ぶお嬢ちゃんの写真付きでいただきました。過分なお褒めの言葉に恐縮しつつ、おだてられるまま木のてっぺんまで登って、昨夜はいつもにも増して美味しいビールを味わいました。「石川さん、こちらこそ楽しい仕事をさせていただいてほんとに感謝しています。近いうちに庭、撮影させてください」


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