縁側・芝生・畑、テラスときて、次は子供たちの遊び場です。

 “子供の頃は一日がとても長かった”そう思いませんか。歳を取るに従って体感速度が上がって、ついこないだ「新緑は気持いいなあ」と思っていたのに「えっ、もうすぐ夏休みなの!」てな感じです。これは経験値が上がることによって起こる心理的現象で、バス旅行のときに行きよりも帰りの方がはるかに距離が短い感じがする(そういう経験ありますよね)のと同じこと。子供にとっての一日は私たち大人の一年分ほどいろんなことを感じ、吸収しているんだと思います。このままどんどん時が早く過ぎていくようになると・・・、ああ嫌だ嫌だ。子供のように感性豊かに何事にも興味津々で、新しいことを次々吸収しながら一日を長く濃く過ごしたいものです。
 で、テラスの脇、物置きの前が子供たちの遊び場です。まだ工事が終わったばかりで草花も植わっていなのに、男の子2人はすでに夢中で遊んでいるようです。

b42e693e.jpg

bcaad541.jpg

aa5fbad8.jpg

3674290d.jpg

b26515f8.jpg


 この、遊べる場所を瞬時に見つけて夢中でのめり込んでいくパワーを目の当たりにしたときに、父親は自分がもう子供ではなくなってしまったんだということに気付きます。同時に、子供のときの方が自分は自分らしくてかっこよかったし、今に比べたら一日の充実度は格段に高くて、つまり、わが子の方が今の自分より人間として優れた能力を持っていることを知るのです。そして昨日書いた“父親の心理は『生き直し』です”の“生き直し”が始まる。子供に、大人として指導するのではなくて、自分が失ってしまった強烈な子供力に一瞬たじろぎながらも「な~に、おれだって昔は立派な子供だったんだ」と子供に張り合って、(全力を尽くして)かろうじてリーダーとしての威厳を保ちながら、ガキ大将の座を確保する。要するに子供に負けないようにいっしょに遊んでしまうのです。お母さん方、そういうことなんで、大きな子供が増えたと思って許してあげてくださいませ。そのうちお父さんは子供に太刀打ちできなくなって、その後、ちゃんと一家の主に戻りますから。だって、子供と取っ組み合いして負けそうになったら「俺はお前の親なんだぞ!」と憮然として背中を見せて黙り込むしか道は残されていないのですから。ほんの数年、今だけのことですから、男の子の父親(弱体化したつかの間のガキ大将)をやらせてあげてください。

d444276f.jpg


 父親にとって男の子は自分の分身、女の子は妻公認の家庭内恋人、そういう感じなんじゃないですかねえ。ところで、母親にとっての男の子女の子ってどういう感じなんでしょうか。単純にその逆なのかな。まあ、それはともかくとして、“子育ては親育て”なんですよねぇ、ええ。

7ee7bbcf.jpg


 おもちゃ撮ってたら、シャベルに貼ってあった名前シールがグッと胸に来ました。お父さんもお母さんも、男の子でも女の子でも、子供は一番大切な宝物。みんなそれに異存はない訳だから、Love & Peace、お父さん、お母さん、私たち大人が、せめて、子供たちが殺されない世界をつくりましょうよ、いやホントに。



ブログランキング参加中!
 投票クリックお願いします。
(1日ワンクリックのみ有効です)
ブログ村散歩も楽しいですよ。


ae96d604.gif
 走る走る走る