さあ春です。寒い日、雨の日、ぽっかぽっかした日を繰り返しながら、今日現在確実に春のど真ん中なのです。
私はサクラや気候とまったく別のことで春を感じます。それは『仕事』。毎年今頃から急激に設計依頼が増えてきます。一年中、慢性的に仕事が溜まっていますし、いくら行列が長くなったからといってスピードアップするというような種類の仕事ではないので、あくまでも私はマイペース(ハイペースですけど)ですから、変わるのは目の前に積み上げられるお客さまのファイルと設計資料の量。その積み上げられた高さが私に春の到来を告げるのです。
春は人々に幸福感を生むんですねえ。そのイマジネーションを増幅してカタチにするのが私の仕事ですから、依頼があったら春風に乗ってスイスイと、即設計して即施工してといきたいところですが、現実はそうはいかない。ひとつひとつじっくりと取り組まないと心からよろこんでいただける庭はできあがりません。で、こつこつと・・・、1ヶ月~2ヶ月お待ち頂くこともありますけど、どうかご容赦下さい。

これは毎年のことなので、冬に相談に来られたお客さまには「寒いうちに完成させて春から楽しみましょう」とお話しします。また、何年も庭を楽しんでこられた庭達人は春からの植栽計画ができ上がっていますから、ガーデンリフォームは冬です。
春からのスタート、いいですよねえ。スタート時にかならずその後1年間の庭の姿をイメージするわけでして、それは同時に、庭を舞台とした家族のシーンをイメージすることですから。「イメージできれば出来たも同然」です。思いっきり楽しい庭のある生活をイメージしましょう。

明日からご紹介する菊地さんちも「春からスタートできるように・・・」ということでプランしました。こちらがいっつもニコニコの菊地さんご一家、

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イイ感じでしょ。春爛漫の菊地家、そしてリフォームした庭も新緑と草花で春爛漫です。
では明日から、まずはプランをご覧いただきます。