庭に価値を生む源泉って、庭への情熱という直接庭に向かったパワーではなくて『家族への思い』なんだと、つくづくそう思います。数年前のガ-デニングブームが何であっさりと終わってしまったのか、きっとそのブームを仕掛ける側にその『家族への思い』という視点が欠けていたからだと。見た目に美しいだけのデザインや何故かイングリッシュガーデンのオンパレードで、その庭によって人生を豊にすごす、家族が幸福にすごすというような情報やメッセージがほとんどなかった。「こんな表面的に庭をいじくった、デザイン遊びみたいなブーム早く終わればいいのになあ・・・ったく」私、当時の文章に書いてます。
まあそれも昔の話。今も昔も私は変わらずに、お客さまが家族を思う気持を応援する庭を設計し続けていて、今回長~くご紹介している菊地さんちはその典型なのです。ですから居心地が良くて、ブログも長居をしている次第です。

奥様の家族への思いがちょっとした小物からも感じられます。どうですこれ、イイ感じでしょ。子どもたちにとってはこのウサギとリスは完全に生きていますよ。しょっちゅう会話しているはずです。家族ですね。

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そして室内やデッキのテーブルに、庭の花がアレンジしてあって、

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こういうことも溢れるほどの『家族への思い』があるからだと思うのです。

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その愛情にどっぷりひたってすごすお嬢ちゃんたち。きっとご両親のように愛情豊かな人に育つことでしょう。

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大きくなって結婚して、君たちの家族ができたら、おじさんがすばらしい庭つくるからね。声かけてちょ。