外構のリニューアルで、ポストをアメリカンポストからご覧のモダンなタイプにかえました。

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まずアメリカンポストは使い辛い、雑誌や通販カタログが入らないのです。機能的にはそういうことで交換を提案しましたが、今回あらためて最近のポストの充実ぶりを感じました。あれこれカタログを見ていると実にバリエーションが豊富になっていて、またデザイン性も高い。ポストを選ぶ楽しみを感じました。というのも10年前を思い起こすと、ポストの種類がものすごく少なくて、設計の度に「まあしょうがないか」という感じで選んでいたから。ニーズがあって、数年のうちにそれに対応した動きが始まって、今や供給過多なほどの品揃えになっている、日本というのはまじめでエネルギッシュな国だなあと感じます。
日本がこの勤勉さと前向きな感じを維持できれば、私が毎日お客さまに話ている『家族のための庭』『家族が集う外の部屋』なんてことも10年経ったらあたりまえなことになっていることでしょう。そうなっていてほしいものです。

先日のJAG総会でも町並みや庭、外構の現状での問題点などが話題になりましたが、そういうことを突き詰めて考える人たちがいることが大事なんだと感じています。その問題意識があれば必ずそれは改善されていく。今を嘆くよりも進むべき方向をしっかりと見つめること、あるべき姿をイメージし続けること、『イメージできたら出来たも同然』、あとは時間がそれを現実のものにしてくれるのです。理想の町並み、理想のご近所、理想の庭、理想の家族、すべて実現します。問題は私たちがその理想をイメージするかどうかなのです。