佐藤さんちの最終日です。今日は庭の話ではありません。
玄関を入ってすぐの階段の壁にすばらしい書が掛けてありました。奥様の作品だそうで、一目見てグッと来て、ひとしきりその話で盛り上がりました。

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私も小学生の時ですけど6年間、町の書道塾に通っていて、その当時勉強も運動も駄目だった私が、唯一表彰を受けたのが新潟日報の書き初めコンクールでの特選。墨と筆の感触がよみがえってきて、懐かしさとともに正座して墨を擦るときの静かで清々しい気分を思い出しました。

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これを仕上げるのに4時間半かかったそうです。息を詰め、気合いをパンパンに張りっぱなしで4時間半、すばらしいです。

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日常生活にそういう時間があるってことがまたすばらしいことだと感じました。なかなかないですよ4時間半の集中。自らの趣味に向かい、そういう時間を確保しながら生活する奥様、こりゃあ家族円満まちがいなしですよね。

というわけで、佐藤さんちの庭でした。イイ感じのご夫婦とかわいいお嬢ちゃんの『庭のある暮らし』がスタート。これからどんどん進化して、現在のカタチが見えなくなるほど楽しみまくっていただきたいと願っています。

明日から小沢さんち、いつのまにか荒れてしまった庭スペースを一気にリフォームしました。お楽しみに。

さあ、設計だ設計だ。
今日もお詫びをひと言、プランをお待ちのお客さま方、いましばらくのご辛抱をお願いします。ひとつひとつ丹念に仕上げていますので。ほんとにお待たせしていて申し訳ないと思っております。