小沢さんちは宅盤が高いので見晴し抜群、目隠しの必要もほとんどありません。おまけに角地で隣が公園で、傾斜地の多い横浜でもなかなかこういう立地はないのです。しかし考えると、もしかしたらそのことがかえって庭に意識が行かなくなっていった要因かも知れないなあとも思いました。
Before 1![bc76d40a.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/b/c/bc76d40a.jpg)
After 1![c64d261a.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/c/6/c64d261a.jpg)
道路を歩く人から庭の様子は見えませんからそこに雑草が生えていても対外的には気になりませんし、庭に何か植えたり建てたりしなくても窓の外は心地よい風景が見えるわけですから。
Before 2![c6fe3e74.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/c/6/c6fe3e74.jpg)
After 2![ab800de5.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/a/b/ab800de5.jpg)
だとしたら、皮肉なことです。平たんな住宅地でお隣の北側の壁や窓や給湯器を気にしながら、どうしたらいい庭になるかと悪戦苦闘している人が多いのに、それらが気にならない環境だから、かえって庭の存在が生活から抜けてしまう。海沿いの家に暮らす人が、友人たちからうらやましがられるのに、実際はほとんど海辺を歩いたりしない、そういうのに似ていますよね。うらやましくももったいないことです。
Before 3![101883aa.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/1/0/101883aa.jpg)
After 3![1e7b0ced.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/1/e/1e7b0ced.jpg)
条件に恵まれているのにそれを活かす方向に意識が行かないということで言えば、健康がそうです。五体満足なだけで実はどれだけありがたいことか。でもそれに感謝するどころか不摂生を続けてしまって、その結果あれこれ身体の不調を嘆いている、いやこれは私のことなんですけどね。生きたくても長生きできない人やいろんな障害を抱えながらはつらつと頑張っている人がたくさんいるのに、・・・意識して健康維持につとめなくてはいけないなあと反省して・・・あれっ、なんでこういう話になったのかな。軌道修正して庭の話に戻します。
庭スペースの環境条件、日当たりや土壌や周囲の様子ですが、そのマイナス要因を改善して楽しみやすくするということと同時に、その場所のプラス要因を最大限活かすことも合わせて考えたいものです。さらに、マイナスだと思っていたことをプラスに転じることもできますので、庭と対峙した時には多方向から柔軟にイメージしましょう。
Before 4![69257486.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/6/9/69257486.jpg)
After 4![bc2d98cd.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/b/c/bc2d98cd.jpg)
ちなみにマイナスをプラスに転じるってのは、捉え方を反転させるということ。『外から丸見え』→『開放感がある庭』、『狭くて暗い場所』→『隠れ家的にこもれる場所』、『日当たりが悪い』→『情緒あふれるシェードガーデン』、『雑草がすごい』→『植物がよく育つ』、『風が強い』→『風通しのよい庭』、『土が悪い』→『堆肥を作りながらエコな生活』といった具合で、屁理屈みたいですが、設計する時には常に働かせる思考回路なのです。
これを日常生活に応用すると、『口うるさい妻』→『よく気が付く妻』、『仕事の愚痴ばかり言う妻』→『働き者の妻のストレス解消』、『酔って絡んでくる妻』→『一緒に酔っぱらえるありがたい女性』、『今月も赤字だと嘆く妻』→『仕事に励むしかないという意志統一ができる』、おっと、日常生活と言いながら妻のことばかりになってしまいました。・・・柔軟に柔軟に。庭づくりと家庭づくりは似ているのです。
Before 1
![bc76d40a.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/b/c/bc76d40a.jpg)
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道路を歩く人から庭の様子は見えませんからそこに雑草が生えていても対外的には気になりませんし、庭に何か植えたり建てたりしなくても窓の外は心地よい風景が見えるわけですから。
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After 2
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だとしたら、皮肉なことです。平たんな住宅地でお隣の北側の壁や窓や給湯器を気にしながら、どうしたらいい庭になるかと悪戦苦闘している人が多いのに、それらが気にならない環境だから、かえって庭の存在が生活から抜けてしまう。海沿いの家に暮らす人が、友人たちからうらやましがられるのに、実際はほとんど海辺を歩いたりしない、そういうのに似ていますよね。うらやましくももったいないことです。
Before 3
![101883aa.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/1/0/101883aa.jpg)
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条件に恵まれているのにそれを活かす方向に意識が行かないということで言えば、健康がそうです。五体満足なだけで実はどれだけありがたいことか。でもそれに感謝するどころか不摂生を続けてしまって、その結果あれこれ身体の不調を嘆いている、いやこれは私のことなんですけどね。生きたくても長生きできない人やいろんな障害を抱えながらはつらつと頑張っている人がたくさんいるのに、・・・意識して健康維持につとめなくてはいけないなあと反省して・・・あれっ、なんでこういう話になったのかな。軌道修正して庭の話に戻します。
庭スペースの環境条件、日当たりや土壌や周囲の様子ですが、そのマイナス要因を改善して楽しみやすくするということと同時に、その場所のプラス要因を最大限活かすことも合わせて考えたいものです。さらに、マイナスだと思っていたことをプラスに転じることもできますので、庭と対峙した時には多方向から柔軟にイメージしましょう。
Before 4
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![bc2d98cd.jpg](https://livedoor.blogimg.jp/graceland001/imgs/b/c/bc2d98cd.jpg)
ちなみにマイナスをプラスに転じるってのは、捉え方を反転させるということ。『外から丸見え』→『開放感がある庭』、『狭くて暗い場所』→『隠れ家的にこもれる場所』、『日当たりが悪い』→『情緒あふれるシェードガーデン』、『雑草がすごい』→『植物がよく育つ』、『風が強い』→『風通しのよい庭』、『土が悪い』→『堆肥を作りながらエコな生活』といった具合で、屁理屈みたいですが、設計する時には常に働かせる思考回路なのです。
これを日常生活に応用すると、『口うるさい妻』→『よく気が付く妻』、『仕事の愚痴ばかり言う妻』→『働き者の妻のストレス解消』、『酔って絡んでくる妻』→『一緒に酔っぱらえるありがたい女性』、『今月も赤字だと嘆く妻』→『仕事に励むしかないという意志統一ができる』、おっと、日常生活と言いながら妻のことばかりになってしまいました。・・・柔軟に柔軟に。庭づくりと家庭づくりは似ているのです。