奥様のリフォームへのイメージがあまり具体的ではなかったので、まずは、このロケーションが我が家の庭スペースだったら、そういう気持でデザインしました。つまり私の理想型。
意識したのはリビングからの眺めと庭での具体r的な過ごし方でした。設計しながらすでにイメージの世界で私はこの庭を満喫していました。それがこれです。

Plan A
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円形バーベキューテラス、囲炉裏、シエスタベンチ、コーナーパーゴラ、ぬれ縁、砂場、マリンライト、ガーデニングスペース、エゴノキ、レモン、ドラセナ。
奥様は一時引っ越しを考えるほどこの裏庭のロケーションが嫌だったといいます。しかし私には最高の場所に思えまして、夢中で設計し、いろいろな要素がピタッとはまった『レノンが降りてきた』状態の設計作業でした。

これをご覧いただいて、おおむね気に入っていただけましたので、これをベースにいろいろとご要望をお聞きして、で、出来上がったのが次のPlan Bです。

Plan B
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どうです、この変化わかりますでしょうか。具体的にはぬれ縁がなくなったり縦格子のパネルが増えたり、素材の色が変わったりしていますけど、こうしてあらためて眺めると、Plan Aが私の庭だったのに対してPlan Bは完全に奥様の庭になっていると感じました。
最初のプレゼンテーションから変更打ち合わせまでの間、ご夫婦で庭に紐を張ってゾーニングを確認したり、雑誌の写真を切り抜いて、それを立体的に貼り合わせた庭の模型を作ったりされていて、それらを使って、ご夫婦が(主に奥様が)イメージする庭を私に伝えてくださいました。その結果がPlan B。もう私の理想型ではなく奥様の理想型に仕上がった気がして、私の感覚だけでは絶対に出現しなかったPlan B、年に何度かあるこういう展開は設計者の目指すべきところであり、実にうれしいことなのです。

明日はビフォー・アフターです。