『庭に厚みを持たせる』、設計するときに考えるいくつかの要素のひとつです。厚みを感じることでそこに行きたくなったり、その場にとどまっていたくなるもの。その厚みとは、庭の構成物に高さがあって、それらが相まって居場所としての認知エリアを平面から3次元に広げるという空間的なことに加えて、何を期待し何のためにそこに行くのか、そこでどう過ごすのかといった行動のイマジネーションも必要で、庭を眺めたときにいくつもの行動が分厚くイメージされる、これが感覚的な厚みです。

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After 1
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この空間的な厚みと感覚的な厚みがビフォーからアフターへの最も大きな変化なのです。

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After 2
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空間的な厚みを出す技術は古来よりの造園技術で蓄積されていて、庭師と呼ばれる人にとっては普通のことでして、問題は感覚的な厚みの方。

Before 3
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After 3
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その庭から感じる何かしらの情緒や感動、楽しい会話や行動、至福の時がイメージできる庭をどう組み立てるかがガーデンデザイナーの役割でして、これは庭師さんや外構職人さんの世界とは違う領域の仕事なのかもしれません。

ビフォー・アフター、明日に続きます。