黒須さんちの裏は竹林。いいんですよこれが。竹の持つ独特の生命力みたいなのってありますよね。それが一年中、朝から晩まで庭に家に降り注ぐ感じで、その気持よさはきっと、心の空調設備みたいに住む人の心身をバランスよく整えてくれることでしょう。

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その気持よさを存分に感じられることをイメージしてつくったウッドデッキ。奥様の「景色を遮りたくない」というご希望で、手すりはつけてありません。やや低めですけど既存のフェンスがあるので、まあ危なくはないであろうと考えてそうしました。

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日光をキラキラ反射させながら風に揺れる竹と、

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巨大に育った栗の木。

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このうらやましいロケーションの宅地に巡り会うまで、一年以上っかったそうで、決め手はやはりこの竹林だったと言います。不動産やさんをまわって、何ヶ所も観に行って、どこもピンと来なかったのが、この場所はいっぺんに気に入ってしまったそうです。運命なんですよねきっと。

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「家を持つのは陣取り合戦みたいなとこありますよね」、たしか北原照久さんが雑誌の取材で言っていたように記憶していますが、なかなか自分のイメージする陣地を確保するのは難しい。資金もそうですし、それ以上に土地との出会いですよね。人生の伴侶を見つける、獲得することにも似ている気がします。そう考えると・・・妥協はしたくないですね。惚れて惚れて惚れ抜いて、口説いて口説いて口説き落して手に入れる、そんな土地(女性)に出会える人はラッキーですよね。えっ、私ですか、そりゃあもう大ラッキーですよ。惚れて惚れて惚れ抜いて、口説いて口説いて口説き落としましたから。この竹林のような生命力に満ちた妻です。竹と同じでスッと垂直に伸び、しなやかで、根はがっちりと生えるので地震が来ても地盤は崩れませんし、ただ、妻が竹林で困ることもあって、時々屋根に登って雨樋の掃除をしないと、降り注ぐ大量の落ち葉が詰まってしまうんですよ。快適な暮らしにはメンテナンスが重要なのです。


 

今日は成人の日ですね。新成人の皆さん、おめでとうございます。竹のようにまっすぐに、しなやかに、がっちりと根を張って生きてくださいね。もし人生の目標が定まっていない人は、履歴書もってグレースランドに来てください。私が明確な目標を設定して、そしてガンガン鍛え上げてあげますから。
「とにかく目の前のことに夢中で取り組むことです」
何でもかんでもためらうことなくぶつかっていくこと。そして夢中で、狂ったように夢中で取り組むこと。五里霧中、暗中模索であっても、そういうがむしゃらな姿勢があれば、必ず次に進むべき道が見えてくるものです。今日は晴れやかな成人式だけど、気がつけば48歳のおじさんになっていて、こうして若者にあれこれ言ってたりするんですよ。あっという間、速いですよよほんと。若者たちよ「自分探し」とか「ナンバーワンよりオンリーワン」なんて言いながらボーッとしてる暇はないんだぜ!さっ、働くなり勉強するなり、とにかくまっすぐ前向いて突進だー!!