今日ご紹介するのはカツラノキです。
環境が整えば20メートル以上の巨木になる落葉高木で、そう考えると一般的な規模の庭には向かない木となるんですが、カツラの場合は人気が高くて、住宅地を歩いていてもよく見かけるポピュラーな庭木として楽しまれています。
「環境が整えば巨木になる」のですから、植えるときは巨木にならないように環境を整わせないというのがコツで、数年後を見越してあまり根っこが延び延びと成長できない植え場所を設定します。
木を植える時になるべく環境を整えるのが常識的なんでしょうが、そうじゃない、逆の発想も時には必要です。まあ、横浜の場合はもともとの土が悪いので、普通に植えればその『悪環境』になるんですけどね。
いいもんですよ、土のあまりよくない雑木林の、大木の陰にひっそりと生えている桂の木。山を歩いていて何度か遭遇したんですけど、下枝は落ちて、曲がった幹の先端にちょっとだけ葉が揺れている。独特の風情を漂わせます。

そんなわけで、ご主人が好きだというカツラを植えました。ここなら大丈夫、大木にはなりません。

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カツラの人気は葉っぱですね。ハート形をしていて、柔らかいその葉が日に透けるとご覧の通りで、薄緑色に輝くハートが宙に舞う、そんな庭空間が実現するんです。

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いいでしょう!カツラノキ。

カツラを撮影していたら奥様がコーヒーを入れてくださいました。そのコーヒーカップが・・・、それはまた明日。


 
 
いよいよゴールデンウィークが始まりますね。楽しみまくりましょうねえ。