今回のウッドデッキは、その本来の役割りに加えて、暮らしの場所(リビング)と裏庭をつなぐため、という狙いがありました。まず外に出やすくすること、そして普通のこととして外で過ごせるようにすることで、扱いかねていた裏庭をもっと身近な場所にできるのではないかと、そう考えてのウッドデッキでした。
ではその裏庭からデッキに向っていきましょう。
ではその裏庭からデッキに向っていきましょう。
階段を上がって、
バラのアーチをくぐって、
このデッキの存在で、裏庭はずいぶんと近い場所になった気がします。いつでも気軽に行けるようになったその場所が、今後どのような展開を見せるのか、バラ園になるのか、段々畑になるのか、離れのようなバーベキューテラスになるのか、1年後、2年後が楽しみです。
デッキに上がった時に、フワッと風が吹いて、レースのカーテンが膨らみました、「ウ〜ンさわやか」。
デッキに上がった時に、フワッと風が吹いて、レースのカーテンが膨らみました、「ウ〜ンさわやか」。
振り返ると、心地よい風は裏庭の方からでした。
裏庭からの風、これぞ「そよ風の誘惑」。デッキで感じる心地よさが、今まであまり行くことのなかった裏庭への誘いにもなるのです。
オロビア・ニュートン・ジョンの「そよ風の誘惑」、大好きな曲です。
20代の頃、千葉の人口海岸幕張の浜(マクハリビーチという名前の響きがハワイみたいで気に入っています)にウインドサーフィンにはまって通い詰めていた時、浜辺で寝っ転がって風待ちしてると、その浜のテーマ曲になっているこの曲が流れてくるのです。波の音と、潮の香りと、「そよ風の誘惑」。イントロが流れただけで全身にあのビーチの風を感じます。
ウインドサーフィンやってからですね、そよ風にときめいたり、風の心地よさを感じるようになったのは。それが今の仕事でも「心地よい風が吹く庭」というひとつのテーマにつながっています。
いい風が吹く住宅地、風通しのいい庭、暮らしの舞台として考える時に、目には見えませんが重要なポイントなのです。もっと日常的なことを言えば、朝起きたら窓を開けて、庭から室内に新鮮な空気を流し込むといい。わが家ではそれが習慣になっています。空気の流れがいいと気の流れも良くなりますからね。