メリークリスマス!
やっぱりいいもんですね、クリスマス。気持がホットになります。
では、いつものパターンで、庭をホットに語ります。
持ち上げた庭スペースを、2階のリビングから下りてきてでも楽しみたくなるような「最上の場所」に仕立てるために、「魔法の高さ」を使った目隠しを施しました。
次はバーベキュー炉です。
毎度おなじみのヤキスギレンガの囲炉裏。ご主人はでき上がっている製品を持ってきて設置するのだと思っていたそうで、施工中にレンガを一個ずつ積んでいく作業に驚かれたそうです。
こんなふうに、作り付けなくても、キャンプ用のバーベキューセットもあるし・・・と、みなさま迷うところではあります。でも今回は、あった方がいいんです!場の持つ機能とシーンがハッキリするからです。
これも「2階から下りてきたくなる」ためのポイントだと考えて、強めにお勧めしました。(ご主人のクルマにはキャンプ用品が積んでありましたし、バーベキュー好きだとお聞きしていました)
設計では囲炉裏の外周の直径は1メートルでした。いつもその大きさで施工しています。
それを積む作業中に、職人さんから電話が入りました。もう10年近くぼくの仕事をやってくれているカズくんから。「曽田さんちの囲炉裏を設計通りに作ると、タイル部分が狭くなって椅子を置くのに窮屈になる気がするんだけど」という内容でした。
その瞬間「よし!」と思い、ニヤッとしました。施工に当たる職人さんが、こういう細かいところに意識が行っているときは、その現場は必ずいい仕上がりになるからです。
施工段階で実際に現地でもそのことが気になった、ということは、職人さんも、その場所でお客様が囲炉裏をかこんでいるシーンをイメージしながら作業しているということです。ただ設計図に忠実に施工するだけの職人さんなら(ぼくのようなわがままな設計をカタチにするんですから、それだけでも大したことなんですが)あの電話はかかってこなかった。カズくんが、ぼくと同じく、お客様が喜んでくださる顔を思い浮かべながら仕事をしてくれていることの証しがあの電話でした。
椅子が置きにくくなる懸念は設計段階でも気になっていたことで、入念に椅子の寸法と囲炉裏の配置を考えてはありました。ですから設計通りに作っても問題なしなはず・・・と思いながらも、心配になってきました。カズくんが言うんだから、もしかしたら・・・。
すぐに現場に行きたいところでしたが、ぼくはそのとき「レノンの庭」でお客様の相談予約が入っていて店を離れられません。
電話でのやり取りが始まりました。
「狭いって、どのくらい狭くなるの?」
「椅子を置けないこともないんだけど、ちょっと狭いかなあって感じです」
「 えーっとねえ、囲炉裏からサッシまでの寸法はいくつになるかな?」
「ちょっと計りますね。・・・85センチです」
「えっ!90センチじゃなくて!?」
「うん、85センチですよ。サッシの枠が5センチ飛び出してるからかなあ」
「それだ!・・・そうだなあ、うっかりしてたなあ。そこに気がつかなかった。・・・どうだろう、85センチだと狭い感じ?」
「ちょっとねえ・・・微妙ですけどね」
「・・・囲炉裏の直径を小さくしたらどうだろうか。使い辛くなるかな?」
「使い辛くはならないけど、四角いレンガで円形にするんだから、あんまり径が小さいとかっこ悪くなりますよ」
「だよねえ。95センチだとどうだろう、カッコよく積めるかな?」
「・・・まあ、・・・オレの腕なら」
「・・・じゃ、ヨ・ロ・シ・ク」
というやり取りで、設計よりも囲炉裏の直径を5センチ小さくすることで、問題解決しました。
やっぱりいいもんですね、クリスマス。気持がホットになります。
では、いつものパターンで、庭をホットに語ります。
持ち上げた庭スペースを、2階のリビングから下りてきてでも楽しみたくなるような「最上の場所」に仕立てるために、「魔法の高さ」を使った目隠しを施しました。
次はバーベキュー炉です。
毎度おなじみのヤキスギレンガの囲炉裏。ご主人はでき上がっている製品を持ってきて設置するのだと思っていたそうで、施工中にレンガを一個ずつ積んでいく作業に驚かれたそうです。
こんなふうに、作り付けなくても、キャンプ用のバーベキューセットもあるし・・・と、みなさま迷うところではあります。でも今回は、あった方がいいんです!場の持つ機能とシーンがハッキリするからです。
これも「2階から下りてきたくなる」ためのポイントだと考えて、強めにお勧めしました。(ご主人のクルマにはキャンプ用品が積んでありましたし、バーベキュー好きだとお聞きしていました)
設計では囲炉裏の外周の直径は1メートルでした。いつもその大きさで施工しています。
それを積む作業中に、職人さんから電話が入りました。もう10年近くぼくの仕事をやってくれているカズくんから。「曽田さんちの囲炉裏を設計通りに作ると、タイル部分が狭くなって椅子を置くのに窮屈になる気がするんだけど」という内容でした。
その瞬間「よし!」と思い、ニヤッとしました。施工に当たる職人さんが、こういう細かいところに意識が行っているときは、その現場は必ずいい仕上がりになるからです。
施工段階で実際に現地でもそのことが気になった、ということは、職人さんも、その場所でお客様が囲炉裏をかこんでいるシーンをイメージしながら作業しているということです。ただ設計図に忠実に施工するだけの職人さんなら(ぼくのようなわがままな設計をカタチにするんですから、それだけでも大したことなんですが)あの電話はかかってこなかった。カズくんが、ぼくと同じく、お客様が喜んでくださる顔を思い浮かべながら仕事をしてくれていることの証しがあの電話でした。
椅子が置きにくくなる懸念は設計段階でも気になっていたことで、入念に椅子の寸法と囲炉裏の配置を考えてはありました。ですから設計通りに作っても問題なしなはず・・・と思いながらも、心配になってきました。カズくんが言うんだから、もしかしたら・・・。
すぐに現場に行きたいところでしたが、ぼくはそのとき「レノンの庭」でお客様の相談予約が入っていて店を離れられません。
電話でのやり取りが始まりました。
「狭いって、どのくらい狭くなるの?」
「椅子を置けないこともないんだけど、ちょっと狭いかなあって感じです」
「 えーっとねえ、囲炉裏からサッシまでの寸法はいくつになるかな?」
「ちょっと計りますね。・・・85センチです」
「えっ!90センチじゃなくて!?」
「うん、85センチですよ。サッシの枠が5センチ飛び出してるからかなあ」
「それだ!・・・そうだなあ、うっかりしてたなあ。そこに気がつかなかった。・・・どうだろう、85センチだと狭い感じ?」
「ちょっとねえ・・・微妙ですけどね」
「・・・囲炉裏の直径を小さくしたらどうだろうか。使い辛くなるかな?」
「使い辛くはならないけど、四角いレンガで円形にするんだから、あんまり径が小さいとかっこ悪くなりますよ」
「だよねえ。95センチだとどうだろう、カッコよく積めるかな?」
「・・・まあ、・・・オレの腕なら」
「・・・じゃ、ヨ・ロ・シ・ク」
というやり取りで、設計よりも囲炉裏の直径を5センチ小さくすることで、問題解決しました。
さすがの出来映えでした。
カズくんは福島出身。甲子園球児になることを夢見ながらも、家の事情やら何やらで、弟のシュンくんと共に横浜で土木建築業をやっている叔父さんのところに職人修行に入りました。そして15年。今や我が施工チームの大黒柱です。
図面を描くことはできても、それを、同じ熱を持って、同じ思いを持って施工をしてくれる職人さんたちがいなければ、ぼくが提案する庭はひとつも実現しません。
カズくんをはじめ、寒い日も暑い日も、ややこしい設計でも、丹念に、熱心に施工してくれるうちの職人さんたちに、心から感謝です。
27日は全員集まって忘年会です。普段ほとんど飲みに出ることがない生活なので、一年分の感謝を込めて、職人さんたちと飲み明かそうと思っています。
カズくんは福島出身。甲子園球児になることを夢見ながらも、家の事情やら何やらで、弟のシュンくんと共に横浜で土木建築業をやっている叔父さんのところに職人修行に入りました。そして15年。今や我が施工チームの大黒柱です。
図面を描くことはできても、それを、同じ熱を持って、同じ思いを持って施工をしてくれる職人さんたちがいなければ、ぼくが提案する庭はひとつも実現しません。
カズくんをはじめ、寒い日も暑い日も、ややこしい設計でも、丹念に、熱心に施工してくれるうちの職人さんたちに、心から感謝です。
27日は全員集まって忘年会です。普段ほとんど飲みに出ることがない生活なので、一年分の感謝を込めて、職人さんたちと飲み明かそうと思っています。
北原さんの山手の博物館にも行ってきて、クリスマスのお店で買い物してきました。大きいワンちゃんがかわいくて、店員さんもとても感じがよくて、さすが!と思いました。おもちゃのコレクションにも圧倒されました。
私は明日から母と遠出しますので、年末年始の分は年明けにお雑煮を食べながら楽しませていただこうと思っています。
来年も、このブログを楽しみにしています。頑張ってくださいね。
では、よいお年を。