尾崎さんちの草花です。



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奥様のように軽やかな気持で日々を送る人に出会うと、ものすごく得をした気分になります。その軽やかさが伝わってきて、刺激され、自分の中の軽やか細胞が活性化するからです。



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ありますよね、体内から軽やかさが溢れ出す感じ。そういうときに、いい出会いがあり、素敵な発見があります。見慣れている庭の風景が、眩く輝く楽園に見えるのもそういうときです。フレッシュというか、すべてがイキイキと感じられます。
面白いなあと思うんですね、周囲は変化していないのに、自分の内側に状態によって周囲が別世界になるということ。



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奥様の美しく燃焼する生命エネルギーの炎は、周囲の人の気持もホットにし活性化させます。いつも笑顔の人の前でしかめ面をしているのはけっこう辛いものですし、いつも元気に軽やかに動き回る人と暮らしていたら、自然と身体を動かすクセがついて、心身ともに健康を維持できます。そういうものです。
だから、奥様のようなタイプの人は、家族や友人、ご近所さんまで含めて、どう考えても幸せ方向へと人生が広がってゆくのです。



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話変わって、人間の細胞は60兆個だそうです。その60兆個が数ヶ月ですべて入れ替わるといいます。新しい細胞を生み出しつつ古い細胞を捨て続け、1年もすると、頭の先からつま先までのすべての細胞が生まれ変わっているのだそうです。
細胞がすべて入れ替わっているのに、その人の存在は変化したように感じない、入れ替わりながら存在を維持しつづける、このことを分子生物学者の福岡信一さん(
青山学院大学
教授は「動的平衡/どうてきへいこう」と名付けています。
さらに、細胞内のタンパク質を生み出す方法はひとつなのに対して、それを壊して捨てる方法は数十種類あることがわかってきたといいます。
つまりこれは、身体は細胞を生み出すことよりも、それを壊して捨てることの方に一生懸命だということで、古くなった細胞だけを捨てるのではなく、できたての新しい細胞まで捨て続けているというのです。
電球が切れると不具合を生じるので、まだ使える電球までどんどん取り替えてゆく、そういうシステムによって、人は健康を保っているということのようです。



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人を形づくっている細胞がそういうシステムなんですから、その集合体である人間は、そのセオリーに従った暮らしをするのが健康を維持し、よりよく生きることのコツなんでしょうね。
つまり、暮らしによどみや不具合が生じる前に、どんどん捨てて、どんどん生み出して、淀むことなく変化し続けること。これが生命を美しく燃焼させるということなのです。
立ち止まってはいけない、捕われてはいけない、停滞は不幸を招き病につながる。なんだかいそがしいですよねえ、生きるってことは。コロコロコロコロと転がり続けることが健康で美しい命の営みってことですからね。



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変化しないようでいて、常に変化し続けている。平衡を保つためには中身を常に入れ替える必要がある。これって、庭がそうですよね。
美しい庭を維持しているお宅の奥樣方は、みなさん庭のことでも家事でも仕事でも、とても軽やかに動き回ります。それが共通点です。
つまり、庭は、うまいこと動的平衡を保ちながら暮らせているかどうかが現れる場所なのです。庭が美しければ、楽しげでイキイキとした庭ならば、あなたもご家族も、健康にコロコロと転がっている状態だということです。



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ココロコロコロ、今日もこの呪文を唱えつつ転がり続けます。