今回のリフォームで最も印象的なのが、抹茶アイスのような壁の仕上げでした。
ジョリパットという着色モルタルの仕上げ材で、色は見本帳をざっと数えても200色近くあります。
その数ある色の中でアイボリー系の選択が一般的で、時々は場に合わせて淡いピンクやイエローを提案することもありますが、色選びはどうしても無難な選択になりがちです。
今回の抹茶アイス色は奥様が選んだ色です。うれしくなりました。個性的で、設計者側からはなかなか提案しづらい色だからです。
できあがってみて、スタッフ一同その素敵さに大満足でした。奥様の選択した色ですから当然といえば当然なんですが、この色によって、庭全体がとても奥様らしい世界になったなあと感じました。
そんな感慨を持ちながら、ふと出窓を観ると、そこには奥様がコレクションしたインテリア小物が。
その数ある色の中でアイボリー系の選択が一般的で、時々は場に合わせて淡いピンクやイエローを提案することもありますが、色選びはどうしても無難な選択になりがちです。
今回の抹茶アイス色は奥様が選んだ色です。うれしくなりました。個性的で、設計者側からはなかなか提案しづらい色だからです。
できあがってみて、スタッフ一同その素敵さに大満足でした。奥様の選択した色ですから当然といえば当然なんですが、この色によって、庭全体がとても奥様らしい世界になったなあと感じました。
そんな感慨を持ちながら、ふと出窓を観ると、そこには奥様がコレクションしたインテリア小物が。
抹茶アイス色が印象的な庭とリビングの小物が、ハーモニーを奏でているようでした。
庭の仕上げ材の色、インテリア小物、昨日の山道で拾った器、奥様の選択眼はとてもスッキリとしています。迷いがないんですね。瞬時にして「これすてきー!」と手に取るような、そんなシーンが浮かんできます。
ぼくはこれ、苦手なんですね。洋服でもなんでも、まよってまよって、ようやく選んで、でも後で考えると「なんでこれ選んだんだろう」と自分でも首をひねることがしばしばです。妻にもよく指摘されるこのぼくの弱点ではありますが、妻よ、あなたを選んだぼくの選択眼は間違っていなかっただろうと言い返したい。
・・・そうか!迷わない選択がいいんだ!!妻を選んだときのように、一瞬のチュウチョもなく選ぶことが正解なんですね、きっと。恋に落ちるみたいに、迷う隙間もなく「これだ!」と。
グッと来る、ということがあります。予想もしていなかった何かにグッと来て、思わず手が伸びるという経験。デパートを歩いていて、はるか遠くから光っている、買われたがっているものに出くわすこと、ありますよね。その一瞬の感覚に飛びつく軽やかさが必要なのです。
そういうグッと来る出会いに、得意の迷いが始まって「 また今度にしよう」とその場を離れて、やっぱり欲しくなって買いに行くと売れちゃっててもうない。これは何度も経験したことです。
グッと来たら迷わないことが大事で、もし迷うようなら選ばない、グッと来ない選択には参加しないで人任せにする、それくらいの方がいいのかもしれません。迷うということはどちらも一長一短があるということですからね。だからどちらでもいいのです。
とても奥様らしい壁材の選択をされたことからも、その軽やかさ、美しく燃焼している生命エネルギーを感じます。
見本帳を眺めながら、この色を選ぶ人って、そうだなあ、3000人にひとりですかね。そしてその選択が奥様独自の世界を生み出す。すばらしいことです。
明日は尾崎さんちの最終回です。
奥様がグッと来て集めた庭の小物をご覧いただきながら、今回のシリーズを振り返ります。
妻以外に、グッと来て選んだことに家があります。一目見てグッと来て「ここがいいよ、ここに決めた」って。
その場に立った瞬間に、そこにあふれている幸福感を感じたのです。庭からの景色も、吹く風も、これ以上ないというほど心地よく、ぼくには「ずっとあなたたちが来てくれるのを待っていたんですよ」というその家の声が聞こえました。
大正解でした。毎日そこで目覚めること、そこに帰ることがとても楽しくし幸せです。
そこに住んで1年半、ぼくは欲深いので、もっと幸福感を感じたいなあと思い始めています。
コップでもバスマットでも、身の回りを、そういうグッと来たものだけで埋め尽くしたら、もっともっと幸せを感じるんだろうなあと、そう考えるようになってきました。
「お気に入りのものに囲まれて暮らす」、そういう暮らしへと歩を進めます。
庭の仕上げ材の色、インテリア小物、昨日の山道で拾った器、奥様の選択眼はとてもスッキリとしています。迷いがないんですね。瞬時にして「これすてきー!」と手に取るような、そんなシーンが浮かんできます。
ぼくはこれ、苦手なんですね。洋服でもなんでも、まよってまよって、ようやく選んで、でも後で考えると「なんでこれ選んだんだろう」と自分でも首をひねることがしばしばです。妻にもよく指摘されるこのぼくの弱点ではありますが、妻よ、あなたを選んだぼくの選択眼は間違っていなかっただろうと言い返したい。
・・・そうか!迷わない選択がいいんだ!!妻を選んだときのように、一瞬のチュウチョもなく選ぶことが正解なんですね、きっと。恋に落ちるみたいに、迷う隙間もなく「これだ!」と。
グッと来る、ということがあります。予想もしていなかった何かにグッと来て、思わず手が伸びるという経験。デパートを歩いていて、はるか遠くから光っている、買われたがっているものに出くわすこと、ありますよね。その一瞬の感覚に飛びつく軽やかさが必要なのです。
そういうグッと来る出会いに、得意の迷いが始まって「 また今度にしよう」とその場を離れて、やっぱり欲しくなって買いに行くと売れちゃっててもうない。これは何度も経験したことです。
グッと来たら迷わないことが大事で、もし迷うようなら選ばない、グッと来ない選択には参加しないで人任せにする、それくらいの方がいいのかもしれません。迷うということはどちらも一長一短があるということですからね。だからどちらでもいいのです。
とても奥様らしい壁材の選択をされたことからも、その軽やかさ、美しく燃焼している生命エネルギーを感じます。
見本帳を眺めながら、この色を選ぶ人って、そうだなあ、3000人にひとりですかね。そしてその選択が奥様独自の世界を生み出す。すばらしいことです。
明日は尾崎さんちの最終回です。
奥様がグッと来て集めた庭の小物をご覧いただきながら、今回のシリーズを振り返ります。
妻以外に、グッと来て選んだことに家があります。一目見てグッと来て「ここがいいよ、ここに決めた」って。
その場に立った瞬間に、そこにあふれている幸福感を感じたのです。庭からの景色も、吹く風も、これ以上ないというほど心地よく、ぼくには「ずっとあなたたちが来てくれるのを待っていたんですよ」というその家の声が聞こえました。
大正解でした。毎日そこで目覚めること、そこに帰ることがとても楽しくし幸せです。
そこに住んで1年半、ぼくは欲深いので、もっと幸福感を感じたいなあと思い始めています。
コップでもバスマットでも、身の回りを、そういうグッと来たものだけで埋め尽くしたら、もっともっと幸せを感じるんだろうなあと、そう考えるようになってきました。
「お気に入りのものに囲まれて暮らす」、そういう暮らしへと歩を進めます。