レンガでSを描いた久保さんちの庭。
陽が落ちて、ゆっくりと夜が始まる様子をご覧いただきます。
Sの字は陰陽太極図のカタチ。陰と陽、内と外、家庭と社会、自分と他者とが対峙しつつ混ざり合おうとする姿です。
ぼくはよく、夜の庭でこのことを思います。
夜風を感じ、星や月明かりに流れる雲を眺めながら、「混ざり合うなあ」って。
自分が宇宙に溶けてゆく感じを味わえることが、夜の庭のダイナミズム。
これは怪しい話でも珍しい話でもありません。
あなたも夜、庭に出て、腰掛けて、しばし時を過ごしてみてください。
太古の昔から、人は夜の庭を感じながら暮らしてきました。
月にいるうさぎ、天の川の物語、そして星座。
星座のイマジネーションってものすごいですよね。いったいどれだけの時間夜空を見上げていたら、点々連なりて姿になり、さらにそこから、今日まで語り継がれるギリシャ神話のようなドラマを生み出すことができるのでしょう。
人はずっと、夜空を見上げながら生きてきました。
古代ギリシャ人にも悩みがあったと思うんですね。それはたぶん、恋の悩みとか、夫婦喧嘩とか、子育ての悩みとか、リストラや将来への不安や病気や・・・今の時代の悩みとさほど変わらなかった。
で、人は夜の庭に出て、夜空を見上げて、宇宙と交信しながら「答え」を探していたに違いありません。
そうこうしているうちに悩める命は終わりを迎え、神話が語り継がれてゆく。
そういうものなんだよなあ。
ギリシャ神話は、夜の庭で生まれた物語。
もしも人類が悩みから解放される方法を発見していたら、夜の庭はこんなに惹かれることもなかったでしょう。
悩んで、悩んで、悩んで、そうすると夜の庭は必ず答えをささやいてくれます。
そして悩みの先に、微かにでも希望の光を感じながら眠りにつくことができる。
寝て起きると、微かだった光が朝日となって射し込んできて、また夢に向かって歩くことができる。
神話に出てくる英雄や女神たちは、理想であり、憧れの人物像であり、ときめきを感じる夢の化身だったんでしょうね。
いろいろとうまくいかないことがあるでしょ。思い通りにならないし、悩みは尽きないし、ちょっとうまくいくと必ず転けるし。
あったり前ですよそんなこと。大昔から人はそうやって悩んできたんですから。
あなたも夜の庭に出てて、夜空を仰いで、そこに答えを探してください。
次の日にはまた新たな悩みがやってきます。
また庭に出て、星を見つめて答えを探すのです。
夜の庭で繰り返される、あなたの尽きることのない答え探しが、やがてあなたの伝説になります。
陽が落ちて、ゆっくりと夜が始まる様子をご覧いただきます。
夜風を感じ、星や月明かりに流れる雲を眺めながら、「混ざり合うなあ」って。
自分が宇宙に溶けてゆく感じを味わえることが、夜の庭のダイナミズム。
これは怪しい話でも珍しい話でもありません。
あなたも夜、庭に出て、腰掛けて、しばし時を過ごしてみてください。
月にいるうさぎ、天の川の物語、そして星座。
星座のイマジネーションってものすごいですよね。いったいどれだけの時間夜空を見上げていたら、点々連なりて姿になり、さらにそこから、今日まで語り継がれるギリシャ神話のようなドラマを生み出すことができるのでしょう。
で、人は夜の庭に出て、夜空を見上げて、宇宙と交信しながら「答え」を探していたに違いありません。
そういうものなんだよなあ。
ギリシャ神話は、夜の庭で生まれた物語。
もしも人類が悩みから解放される方法を発見していたら、夜の庭はこんなに惹かれることもなかったでしょう。
悩んで、悩んで、悩んで、そうすると夜の庭は必ず答えをささやいてくれます。
そして悩みの先に、微かにでも希望の光を感じながら眠りにつくことができる。
寝て起きると、微かだった光が朝日となって射し込んできて、また夢に向かって歩くことができる。
神話に出てくる英雄や女神たちは、理想であり、憧れの人物像であり、ときめきを感じる夢の化身だったんでしょうね。
あったり前ですよそんなこと。大昔から人はそうやって悩んできたんですから。
次の日にはまた新たな悩みがやってきます。
また庭に出て、星を見つめて答えを探すのです。
夜の庭の話、明日に続きます。