いつかは庭を、あるいはこれから庭をと思っている人たちの多くは、最初に写真のような静止画で庭をイメージしています。
さらに思い続けると、今度は動画になってきます。
イマジネーションが膨んでその映像に自分が登場するようになると、もうワクワクが止まらなくなって、それを現実のものにするための行動を始めます。



「レノンの庭」は冬へと向かっています。
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写真→動画→自分登場→行動
これが夢の庭を実現させるプロセス。


ぼくの仕事はその行程をサポートすること。



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そして庭ができあがって、実際にそこに身を置き時を過ごすと、映像でイメージしていた世界をはるかに越える感動が待っています。
音、温度、香り、色、揺らぎ、味、触感、そこに集う人たちとの会話や笑顔。
その体感が、思い描いていた夢が現実になったことを教えてくれます。



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さて、ここからが問題です。
想像の世界と現実世界の最も大きい違いを理解しておかないと、その夢実現の庭は日を追って色あせてしまう可能性があります。

庭は流動的に変化し続ける生命体のような場所。

最初に庭を思ったときの静止画や動画、完成して感動に浸る期間は、そういう性質を持っている庭のほんのひとコマに過ぎません。



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変化をやめない流れへと身を投じることに、庭を楽しむことの本質がある。

庭の流動性は地球の流動性ですから、その流れに身を委ねることは地球の動きと同調すること。
大げさなようですけど、これこそが庭の醍醐味なのです。



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幸せも美しさも安らぎも希望も、それを固定化することはできません。
痛みや不安や恐怖も永遠ではなく、何もかもが流れの中の一場面です。
辛い別れだって次の出会いのための準備だし、チャンスはたいがいピンチの次に用意されているのですから。



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流れに身を委ねながら、やるべきことはたったひとつ。
行きたい方向に向かって泳ぐこと。


やや大げさすぎるきらいはありますが(笑)、でもそういうことなんですよ庭を楽しむって。
そして人生も。
流れながら自らが泳ぎ続けることが、庭を、人生を、輝かせ続けるコツなのです。 



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ぼくもスピードアップしてきました。
どうやらそういう運気に入っているようで、ここのところ、とってもすてきな出会いが続いています。
その人たちに見えてくる共通点が、この「流れに乗りながら理想へと向かう」という姿勢。
皆さんいい流れっぷりで、だから淀むということがなく、荷物が重たかろうと、問題が発生しようと、とにかく方向を定めて泳ぎ続けています。



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その姿に感動し、共感し、共鳴しながら、今日も庭という流れの場所を思い描きます。
とにかく前進しましょう! 
見事な流れっぷりで!!