11月も終盤となりました。
秋が深まって冬の到来を感じるこの時期の気候が庭の花たちにはとても快適なようで、春に次ぐ勢いで花数を増やしています。


ここ数日のわが家の花です。
この冷たい空気が肌に合うようで、
秋晴れの朝日に輝いています。

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こうして毎日花を眺めていて、花たちから感じ教えられることというのは数限りなくあります。
もしも庭に出る習慣を持たないままに暮らしていたら、ぼくはいったいどんな人間になっていたのだろう・・・と思うと、少々怖くなることもあります。

花は心の在り方を整えてくれる。



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これまで、花の姿に感動する場面が何度もありました。
暑い夏を乗り切ってこうしてまた復活することや、台風直撃でもまったく折れることがなく、雪に埋もれてもじっと耐えて、数日後には何事もなかったかのように笑顔で咲いている。
そのしなやかな強さ、何があろうとひたすらに咲き続けようとする一途さ。



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こないだ女房から、あることで「あなたは頑固すぎる」と叱られました。
この年齢になると叱ってくれるのは女房くらいのものなので、言葉は素直に受け取ることにしているんですけど、そのときにはちょっと違和感を感じました。



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頑固・・・・頑なに固まっている状態。
ぼくは自分を頑固だと持ったことなど一度もありません。その逆で、柔らかくて自由な性格だと思っていて、それを優柔不断とかいいかげんとか叱られるんなら納得できるんですけど、頑固は・・・・。
どっからどう考えても頑固じゃないと思うんでうすけどねえ。
女房殿は、ちょっと日本語の使い方を間違えたんじゃないかなあって思いつつも、やや反省したような顔をしてその場をやり過ごしました。 



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ぼくは頑固なんじゃなくて、花のように柔軟で、自然体で、一途なのです。
だからぶれない。
それを頑固者と呼ぶ人もいますが実態は全く違っています。頑なでもなく固まってもいませんから。
自分で言うんだから間違いありません(笑)。

頑固さは折れやすい。
本当の強さは柔らかいこと。


そもそもぼくが頑固者だったら、女房殿との結婚生活はとっくに終わっていますって。
台風にも折れない柔軟性と、悪路でも転けない自然体のバランス感覚と、雪にもへこたれない一途さを身につけているぼくだから続いているってことに、気付いてほしいんだよなあ。



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女房殿、ぼくはあなたに柔軟にして自然体にして一途です。
ついでに言うと、叱られるよりも誉められて伸びるタイプです(笑)。
まあそれはいいとして、花を眺めながら暮らすって、幸せに暮らすために絶対的に有利ですよ。

ガーデニングは、趣味ではなくて暮らしのお作法。

そんなふうに考えて、世の中の人全員が花を育てながら暮らしたら、たちどころに人類が抱えているいろんな問題が解決すると思うんですよね。



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花は世界を平和にする。



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大げさじゃなくて、これはとてもシンプルな平和実現の方法だと思っています。
ぼくはこの思いを頑固に、じゃなかった、柔軟に、自然体で、一途にメッセージし続けます。

しつこく繰り返しますが(笑)ぼくは頑固者ではありません。
まったく逆で、とても柔軟です。
その柔軟さでバランスを保ち続けるためには重心がブレてはいけない。
その重心とは、自分の価値観と信念。
誰に何と言われようと、これをなくしちゃったら悲しいじゃないですか。