朝の6時30分、ふと思い立って後藤さんちを覗きにゆきました。案の定、すでにご夫婦で庭の手入れの真っ最中で、バラの枝を整え、雑草を抜き、大量に出たゴミ袋を運び出しているところ。数日後に迫ったオープンガーデンの準備です。今年は一応コロナ禍終息で、久々の通常開催ですから、きっと数百人はこの庭の感動を味うことでしょう。



日本の原種、ノイバラは、丈夫なので園芸品種の台木として使われることが多いとのこと。
これは目的のバラが枯れてしまい、鉢を放ったらかしといたら台木のノイバラが芽吹いたもの。
20年以上が経過し、幹の直径は8センチにまで成長、ご覧の通りに盛大に花をつけていて、
やさしい香りが庭全体に広がっています。

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 ぼくの目的はノイバラの撮影。いつも連休中は相談会で店を離れられなく、その間に盛大にして可憐なこの花は咲き終わってしまうのです。オープンガーデン前に、店の営業前に、というわけで早朝の訪問となった次第。



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 後藤さんとは確か、ええっと、19年前か20年前に知り合いまして、それ以来奥様のエネルギッシュでバランスの良い暮らしぶりに刺激され、導かれるように過ごしてきたという感慨があります。不出来な我が夫婦のメルクマール、丈夫な台木、上質なる日々を送る後藤さんご夫妻。



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 突然の訪問者に作業の手を止めて、いつもと変わらない、愉快で愉快で仕方ないという笑顔で迎え入れてくださり、おいしいコーヒーと、これまたおいしい豆煎餅をご馳走になりました。この庭にいると故郷に帰ったような安らぎを感じる、とてもありがたい場所です。



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 人生はその人が持つイマジネーション通りに展開する。清らかに、誠実に、好奇心いっぱいで、愛情豊かに暮らす人の庭にバラ香る。楽しみですねえ〜、オープンガーデン。


風の丘オープンガーデン
5月19日(金)20日(土)

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⑥ 『迷路のバラのおしゃべり』が後藤さんちです。
他のお庭も感動的ですよ。
 

 
バラはほんの一瞬のドラマ。
この庭の一瞬一瞬が積み重なり、脳内で分厚い物語になっています。