通勤途中の坂道に、毎年けなげに数輪だけ咲く冬桜。花言葉は「冷静」だそうな。
冷静・・・・思えば自分に大きく欠落している事柄です。いつも自らの鼻先に人参(夢・理想・大袈裟に言えば人生理念)をぶら下げて、自分の尻に鞭を入れてハイヨーハイヨーと突っ走ってきたので。夜の庭に出た時はいくらか静かな心持ちになるものの、常に読みかけが数冊ありまして、これまた鞭を入れてしまうのです。
「坊ちゃん」だったか、あるいは漱石の他の物語だったかに登場する兄さんは、寝ていると起き上がりたくなり、起き上がると立ち上がりたくなり、立つと歩き出したくなり、歩いていると駆け出したくなるという性質の持ち主。どうやらぼくにも似た類いの病があるようです。
さてと、欠落しているという自覚があるなら補った方がいいわけですから、・・・・あれ、どうすればいいんでしたっけ。友人の何人かはとても冷静に物事に対処しながら賢く暮らしています。その様子がいい刺激になって「ああいうふうにならなきゃな」と自戒し、「冷静に対処せよ」という鞭が入って言動の速度が上がり、結果、冷静さはますます失われてゆく。自分の思考回路が加速一辺倒であることに問題があるのか、あるいはよっぽど頭がよろしくないのかと、当初の目標からさらに遠ざかってしまう。すると「おいおい、そもそも冷静さはそれほど大事なことなのか?」という内なる声が聞こえてきて、いやはや、そうなるともう自分に対して論争を仕掛ける最悪トルネードの始まりま始まり。
まあいっか。今日のところはどこかで無くしてしまった冷静沈着を探し回っている暇もないので、いつものように、燃えろいい男!と暗示をかけて、熱き血潮の冷えぬ間に、やめろと言われても、今では遅すぎ情熱の嵐を巻き起こして、夢の庭空間を思い描くことといたします。
これでいいのだバカボンボン。思考がバガボンド的山水河原者の旅は続くよエグザイラー。冬桜の静かな風情もなかなかなれど、花はやっぱり春爛漫に、狂気の沙汰で咲かなきゃね。
冷静に、冷たく静かになんてぇのは、真っ平御免の助ということで。
きっと癖なんでしょうね。あるいは昭和時代に、時代的に、ごく普通に刷り込まれたデスペラード体質なのか、いい歳こいた今でも吉田松陰曰くの「諸君、狂いたまえ」が耳にこだまし、高杉晋作をかっこいいと思ってしまう老兵なり。
よおそこの若けえの、俺の話を聞いてくれ。老兵は死なず、まだまだ消え去りはしないのだよ。意味がない庭を無自覚に量産し続ける君たちの、そのどんより曇っている目が覚めるほどの満開を果たすまでは。できる限り冷静に言って、誰も幸せにすることのないそんな仕事をしていたら、ろくな死に方しないぜ。
冷静・・・・思えば自分に大きく欠落している事柄です。いつも自らの鼻先に人参(夢・理想・大袈裟に言えば人生理念)をぶら下げて、自分の尻に鞭を入れてハイヨーハイヨーと突っ走ってきたので。夜の庭に出た時はいくらか静かな心持ちになるものの、常に読みかけが数冊ありまして、これまた鞭を入れてしまうのです。
「坊ちゃん」だったか、あるいは漱石の他の物語だったかに登場する兄さんは、寝ていると起き上がりたくなり、起き上がると立ち上がりたくなり、立つと歩き出したくなり、歩いていると駆け出したくなるという性質の持ち主。どうやらぼくにも似た類いの病があるようです。
さてと、欠落しているという自覚があるなら補った方がいいわけですから、・・・・あれ、どうすればいいんでしたっけ。友人の何人かはとても冷静に物事に対処しながら賢く暮らしています。その様子がいい刺激になって「ああいうふうにならなきゃな」と自戒し、「冷静に対処せよ」という鞭が入って言動の速度が上がり、結果、冷静さはますます失われてゆく。自分の思考回路が加速一辺倒であることに問題があるのか、あるいはよっぽど頭がよろしくないのかと、当初の目標からさらに遠ざかってしまう。すると「おいおい、そもそも冷静さはそれほど大事なことなのか?」という内なる声が聞こえてきて、いやはや、そうなるともう自分に対して論争を仕掛ける最悪トルネードの始まりま始まり。
まあいっか。今日のところはどこかで無くしてしまった冷静沈着を探し回っている暇もないので、いつものように、燃えろいい男!と暗示をかけて、熱き血潮の冷えぬ間に、やめろと言われても、今では遅すぎ情熱の嵐を巻き起こして、夢の庭空間を思い描くことといたします。
これでいいのだバカボンボン。思考がバガボンド的山水河原者の旅は続くよエグザイラー。冬桜の静かな風情もなかなかなれど、花はやっぱり春爛漫に、狂気の沙汰で咲かなきゃね。
冷静に、冷たく静かになんてぇのは、真っ平御免の助ということで。
きっと癖なんでしょうね。あるいは昭和時代に、時代的に、ごく普通に刷り込まれたデスペラード体質なのか、いい歳こいた今でも吉田松陰曰くの「諸君、狂いたまえ」が耳にこだまし、高杉晋作をかっこいいと思ってしまう老兵なり。
よおそこの若けえの、俺の話を聞いてくれ。老兵は死なず、まだまだ消え去りはしないのだよ。意味がない庭を無自覚に量産し続ける君たちの、そのどんより曇っている目が覚めるほどの満開を果たすまでは。できる限り冷静に言って、誰も幸せにすることのないそんな仕事をしていたら、ろくな死に方しないぜ。












































































































































































































