仕事がこうして概ね好調を維持していられるのは「気が多い」からだなあと思うことがあります。音楽の好みは種々雑多だし、夜の庭で読む本も小説やら専門書やら詩集やら、たまには文春とかモーニングとか、写真集、絵本、通販カタログと、これまた悪食とも言えるバリエーションなので飽きるということがありません。
 仕事では、幸いなことに庭の条件やご要望は同じものがなく、設計作業の流れの中には意識を深く集中する事柄と、音楽を聴きながら鼻歌交じりでやる単純作業もあり、その時のコンディションや気分によってチョイス可能。寝不足とか食べ過ぎとか、何となく集中力に欠ける状態なら単純作業を選択し、それをやっているうちに作業興奮作用によって気分が乗ってきたら集中作業へと移行する、といった具合です。
 以前は違っていてですね、あっちにつまずきこっちで壁にぶち当たり、常に行き詰まって頭を抱えて唸っていました。ああ、もう二度と嫌ですね、あの苦しみは。
 選択肢を多くしておいて、移り気気質を有効利用するとさらさら流れるように進めるという、これも熟練ということなのでしょう。



カメラを持って歩くコースは
移動範囲の各方面に多数取り揃えています。
この日は横須賀の鷹取山公園。
潮風の影響か横浜よりも色合いが淡く、
これはこれで横須賀ストーリー。


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 目指すは5次元世界で鬼のような集中状態に入ること。そこへと至るルートをうまく選択できれば理想の庭世界が出現するのですから、起きてから寝るまで頭のコンディション作りに励んでいる、思考的アスリートみたいなものですね。
 そんな日々の繰り返しが、この頃では「これが旅する人生ってことなのかな」などと、果たして約束の地まで辿り着けるのだろうか・・・などと思ったり、いやいやただテクテクと歩を進めればよいのである、と、思ったり。