君の理想が僕の理想だよ

新築を建てる際、建物は男性主導で進むことが多いものです。しかし、その流れのまま庭づくりへ移行すると、なかなかうまくいかないことがあります。

男性脳(論理的思考)に偏りすぎると、庭は整然とするばかりで、楽しさや情緒に欠ける場所になりがちだからです。



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輝く庭には輝く女性がいる。



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あるご夫婦と打ち合わせ中、ご主人から奥様にこんな言葉がかけられたことがあります。
「君の理想の庭が、僕の理想の庭だよ」
この手の言葉が出ると、そこには確実に素晴らしい庭空間が出現します。

その言葉を発したご主人は、後年「そんなこと言ったかなあ」と照れていらっしゃいましたが、完成したのは実に美しく楽しい『過ごす庭』。このブログでも何度かご紹介させていただきました。

近いうちにエピソード込みで『Garden Re- Quest』にまとめますので、ぜひご覧ください。


しかし翌年、ご主人の海外赴任が決まり、ご家族で7年間シンガポールで過ごすことに。そのため、お気に入りだったその庭と家は、手放すことになってしまいました。

その後、赴任を終えて帰国されたご主人が、真っ先に店へ足を運んでくださったのです。

「また近くに家を建てるので、もう一度、妻の理想の庭を設計して欲しいんですけど」と。


「君の理想が、僕の理想だよ」
時が経っても、照れながらもブレない見事な人生理念だと思いませんか、ご主人方。