庭を夢の世界にするために必要なのは、爆発的な瞬発力ではなくて、やわらかな持続力です。



ある朝庭に出て、ふと顔を上げたときに開ける感動の世界まで、コツコツ、コツコツと進みましょう。
なぜコツコツなのかというと、植物の成長も四季の変化も、人間の時間感覚よりずっとゆっくりで、着実なものだからです。
つまり、ぼくらは急ぎすぎている(無自覚に、慢性的に、追われる立場にいる)。すぐに回答を得ようとする(youtubeとチャッピーが相談相手)。
「どうなるかわからんけど、なるようになるさ」的な思考が、まるで禅僧が目指す悟りの境地ほど、遠いことのように思っているのではないでしょうか。
ぼくはお坊さんではないので庭を楽しんでいるだけで、あっさりと、その「コツコツ」が身についたような気がします。(ちなみに弟は魚沼で住職をやっていて、悟りを探す日々です)
ソモサン「それは悟りなのか?」と問われたら、
セッパ「めっそうもございません。恐れ多くて悟りの境地など目指したことはありませんから」とかなんとか、お茶を濁すでしょうけど。
コツコツ、コツコツ、コツコツ。
仕事が遅いと言われても、こだわりすぎだと訝(いぶか)しがられても、ひとつひとつの庭をコツコツ、コツコツ。
宮沢賢治言うところの木偶の坊に近いかもしれません。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ
ノ小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノ稲ノ朿ヲ[#「朿ヲ」はママ]負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
南無無辺行菩薩
南無上行菩薩
南無多宝如来
南無妙法蓮華経
南無釈迦牟尼仏
南無浄行菩薩
南無安立行菩薩
いいんじゃないかなあ、コツコツで。
変に急ぐと転けますしね。時に中腰で耐えるような、踏ん張る時期も含めて、木偶の坊で、いいんじゃないですかねえ。
そうそう、まるでファンティングポーズをとるみたいに、最初から「急いでいる」ことを表明する方々は、実は庭へのイマジネーションが広がっていないが故の姿勢なのです(言い方が変かもしれませんけど「庭をお金で買おうとしている」ような)。
まずはリラックスしていただくために「0円で感動の庭へ至る道」をお教えしています。
興味あるでしょ、0円の庭。
当然禅問答的なお話になるわけですけど、そこからスタートして、素晴らしい「庭を楽しむ暮らし」へ辿り着いた人たちが大勢いらっしゃいますので、よかったらご来店ください。
その際必ず「ソモサン、急いでいるんですけど」と、枕詞をお願いします(笑)











































































































































































































