希望を見つける

ヒトの適応能力とは凄いもので、不満足な現状にもあっという間に慣れっこになってしまいます。
庭が荒れていても、カーテンを閉め切っていても、それが普通のこととして認識されるまでに数日あれば十分です。

生活全般に渡って、客観的に見れば「なぜそれで平気なの?早く抜け出さないと、人生はさほど長くはないですよ」と余計なお世話を伝えたくなるわけです。

ところが、さて自分のこととなれば、やはり不満足な状況に甘んじることが多くて、よそ様のお世話を焼いている場合ではないわけでして・・・。

「おいおい、人生はさほど長くないぞ。逃げろ!とにかくそこから脱出せよ!毎日が安らぎと希望と感動に満ちている、それを実現できるのは、イワフチくん、お前だけなのだ」


「ホモ・サピエンスは、その心理的恒常性(ホメオタシス:現状をキープしようとする思考)によって生き残り、繁栄を遂げた猿である」といいます。
ただし、反面、アフリカの森からサバンナへ、山を越え、海を渡り、地球全体にまで旅を続けた種族でもあります。

彼らは何を目指してその場から移動したのか。
それは「希望」です。

もっと安全に、心豊かに家族との幸せを送りたい、という一点が、サーベルタイガーや毒蛇や、自然災害、流行病から「とにかくここにいてはいけない」と、ニンニキニキニキ、旅を繰り返させたのでしょう。

不満を幸福へと昇華させるものは、希望。


庭に関して、頑なにホメオタシスのまま、雑草取りを繰り返している人たちに、ぼくはやはり余計なお世話を、やはりお伝えしたい。

ぜひ、希望を見つけてください。

見慣れたその庭に、稀なる望みの光を見出すことさえできたら、人生の輝きが増してゆく。その現象を目撃し続けてきたので、こうして(もしかしたら風変わりな)庭屋を続けているのです。

庭ですよ庭。
希望ですよ、希望の光。

ホメオタシスから脱出して、理想の庭をイメージしてください。
イメージできたらできたも同然です。




バラの歴史は希望の歴史。

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シルクロードの野イバラがヨーロッパに運ばれて、
その色と香りに魅了された貴族たちは
先を争って品種改良に夢中になりました。

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La Vie En Rose バラ色の人生とは、
夢を実現してゆく人生。

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そこには必ず苦労が付きまとうもの。

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その苦労が、思うようにいかない現実が、
実は約束の地へのチケットなのです。


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人はなぜ、こんなにも多様な花を生み出せたのでしょう。

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その答えはきっと、
花が思い通りに咲いてくれないから。


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でも思いもよらない咲き方をしてくれるから。

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うまくいかずにもがき続けているうちに、
イメージ以上の成功がもたらされる。
古今東西、夢の実現とは、いつもそういうものなのです。