ベートーヴェンが30歳のとき、ある夜の出来事。

悩み多き音楽家は、苦悩しがちな頭を持て余し、夜風で思考を整理しようと月明かりの街を散歩していました。



天野邸の月
天野さんちのお月様


すると、どこからかピアノの旋律が聞こえてきます。
音のする家の庭から中を覗いてみると、なんと演奏していたのは盲目の少女でした。



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和泉さんちのお月様


しばし聴き入り、たまらずその家の扉を叩いたベートーヴェン。招き入れられた彼は、お礼にとその少女へ即興の曲をプレゼントします。
少女と家族は、すでに名声を得ていた天才の突然の訪問と、その美しいメロディーに抱き合って涙を流したといいます。



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我が家のお月様


帰宅後、彼がその夜の演奏を思い出しながら五線譜に仕上げたのが、名曲『月光/ピアノソナタ第14番』であると伝えられています。







苦悩→月明かり→出会い→創造。
「庭」でっすよ庭。ことに月夜の庭は、しばしば悩み多き者の運命を開くのです。



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月と金星


人は悩みから解放されたいと思い、ありとあらゆる試みを繰り返します。
繰り返すうちに悩みの本質は見失われ、悩むために悩んでいるような状態になってしまうものです。



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満月


庭の威力は、そこに人の悩みなど鼻で笑う雄大な流れ、「自然」があるということ。
悩みの渦中にいる者の不自然な思考をニュートラルに調整してくれる、庭の月を見上げてみませんか。



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月食の赤い月


苦悩とは不自然さの証左なり。

自分の不自然さを知らせてくれるのは、家族でも、友人でもなく、聖書でも哲学書でもない。
庭ですよ庭。