花に自分を見る

自分が好調な時は、庭全体にみずみずしい勢いを感じます。
逆に少し元気がない時には、庭も意気消沈しているように見えるものです。



ロマンティークに過ぎるかもしれませんが、
ぼくは庭の一輪に自分を見ることがあります。
花でも、虫でも、野鳥でも。
その小さな命に自分を投影しては、静にもの思う瞬間があるのです。

「この花は私です」から始まる阿久悠作詞のあの曲は、
今では年寄りのノスタルジーでしょうか。それとも昭和の子らの宝物でしょうか。

植物や昆虫に自分を重ね合わせてしまうのは、脳内にある「ミラーニューロン」が働いているから。
ぼくらは無意識に、周辺環境に自分を投影しているのです。

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庭は姿見鏡。



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それは合わせ鏡になっています。
ですから、庭を整えればあなたが整い、花いっぱいにすれば花咲く日々がやってきます。



ターシャの偉大さは、
庭に自分を投影するうちに、
自分と庭との境界線が消えてしまったことにあります。
彼女の庭は彼女そのもので、
彼女は庭そのものになりました。
すてきですよね、
そんな時間の過ごし方。