部屋と庭をなじませる

どこまでがお部屋でどこからがお庭なのか。
それがわからないほど、部屋と庭とが融け合っていることがひとつの理想です。



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庭のような部屋、部屋のような庭。
部屋の一部が庭のような、庭の一部に部屋があるような。




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庭の要素(植物)を部屋に持ち込み、部屋の要素(ファニチャー)を庭へと持ち出して、「部屋の延長にある庭」をイメージしてください。

例えばスペイン・アンダルシアの、パティオ(中庭)と窓辺に赤い花が散りばめられた白壁の街並みは、路地や庭を「植物+集いの場」と捉え、「家だろうが外だろうが、あらゆるところが庭なのだ」という暮らしのカタチです。きっと、かつては集落の外周に高い壁を築いて、外敵の侵略を防いでいた歴史から生まれた、共同体意識の名残りなのでしょう。
神々が宿るバリ島に至っては、森(自然)の中に、人間が少しだけスペースを間借りして生活することが正しい暮らしであるという共通の認識があります。

他にもアフリカ然り、ニュージーランド然り。世界中の多くの地域で、自然を敬い、自然に生かされていることに感謝しながら日々を送るために、良質な、理に適った生活空間を整えているのです。

はてさて、僕たちが暮らす、現代の日本ではいかがでしょうか。
部屋と庭をなじませて、・・・せめて、カーテンを開けて、風と光を感じながら暮らしてみませんか。