立ち止まらせる

庭づくりにおいて、あえて「歩きづらさ」をつくることも大切な演出になります。



小湊邸

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天野邸

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まっすぐ歩くと通路だが、曲がって歩くと庭になる。



高橋邸 Before

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After

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曽田邸

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曽我邸

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例えば飛び石を、右、左、右、左、右、右と打っておけば、つまずきそうになって一瞬立ち止まります。そして、そこでふと顔を上げた視線の先に、そのお庭の一番の「見せ場」を用意しておく。これは日本庭園でも古くから使われている、由緒ある技法です。

わざと足元に視線が行くような場所をつくり、そこに珍しい植物や、遊び心のある小物の仕掛け(ゴム蛇など)を配しておく。あるいはケンケンパで歩かせるような石の置き方にしたり、一本橋や、遠回り、誘導しておいて行き止まりにするのもおもしろいアイデアです。

こうした、一見すると合理的ではなく「無駄」に思えるような要素を、日本人は古来より、
「粋」と呼んだり「侘び寂び」と呼んで大切にしてきました。
今時風に、無駄を排除してしまったら、庭はどうなってしまうでしょう。そこは庭っぽい形はしているものの、意味合いとしては、雑草取りをしなくて済むただの空き地か、通路になってしまいます。

非合理に「立ち止まらせる」「遠回りをさせる」ことも、庭のイメージに組み込んでください。