『変化を続ける』

ときどき田舎に帰るたび、同級生から「お前は変わらないねえ」と言われます。

同じヘアスタイルで、同じブランドのジーンズを履いて、体型もほぼ変わっていないので、確かにそう感じるのかもしれません。
そう言われて、悪い気がしない年齢にもなりました。

しかし、自分としては「変化し続けている」のです。
これは意識的に、日々変化することを旨として暮らしています。

マイナーチェンジを繰り返しつつ、全体的にはなにも変わっていないように見られること。
それが、今の僕のベストな姿勢です。

孔子様は「四十にして惑わず」とおっしゃいました。
僕は齢(よわい)を四捨五入すれば七十ですから、そうそうコロコロと姿を変えるわけにいきません。

果たして、ここまでの歩みの中で、今の自分を形作ってきた言動や出会い、思考は良きことであったのか。

すでにそういうことを惑っている場合ではありません。
いろいろと不備や不具合がありつつも、この「自分の庭(自分自身)」を大切にキープして、
美しく、花いっぱいに整えていこうと思っているのです。


「エントロピー増大の法則(熱力学第二法則)」があります。
今ある、あらゆる秩序は崩れてゆく、というものです。

感動的な美しさも、安心な環境も、豊かな暮らしも、温かな幸福感も。
何もしなければ、必ず失われてゆきます。
また、何をしても、いつかは乱れて消えてゆくのです。

では、どうしたらいいのでしょうか。

美しさも豊かさも幸福感も、その維持のために、新たに何かを生み出さなければなりません。
つまり「変化し続けること」によってのみ、それらを安定的に感じる、というわけです。

せっかくここまで育てた庭を、大切に。
大切に手入れをして、マイナーチェンジを怠らないようにしたいものです。



アジサイの花の多様さってすごいですよね。
幼い頃は、
路地の奥の忘れられた日陰に咲くような、
どこかもの悲しい印象があったものですが。

品種改良が繰り返されてきたことによって、
今や梅雨時期の主役になっています。
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美しさの維持には、絶え間ない変化が必要。



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実際の庭も、あなたの庭(あなた自身・アイデンティティ)も、自然の中で成立しています。
その「自然」が、まさに変化しながら、常に美しいまま。

それは、そこに「循環」があるからです。



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循環とは何か。
影響し合い、与え合いながらカタチを変えてゆくこと。
それが一日たりとも止まることなく、続けられている状態のことです。



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強い者が生き残るのではなく、
賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることができるのは、
変化し続けた者である。

チャールズ・ダーウィン