鎌倉市 橋本邸
オマケとして最後に用意したのは、園芸療法の勉強中に入手した『ホームズ・ラエのストレス表』というストレス度をチェックするための資料で、出どころや信頼度がどれほどのものなのかは不明。わかっているのはホームズ・ラエという学者さんがまとめた、30年ほど前のアメリカの資料だということです。
出来事/配偶者の死 点数/100
離婚 73
夫婦別居 65
服役 63
近親者の死、大けが 63
本人のけが、病気 53
結婚 50
仕事を解雇される 47
夫婦和解 45
退職 45
家族の健康状態の変化 44
妊娠 40
セックスの困難 39
家族数の増加 39
転職や再就職 39
経済状況の変化 38
親しい友人の死 37
違う方面の仕事に変わる 36
夫婦げんかの数の変化 35
大きな借金 31
抵当が流れる 30
仕事上の責任の変化 29
息子や嫁が家を出る 29
親戚とのもめごと 29
すぐれた個人的業績 28
配偶者が仕事につく(やめる)26
入学または卒業 26
生活環境の変化 25
個人的習慣を変える 24
上役とのもめごと 23
労働時間・条件の変化 20
転居 20
転校 20
余暇の過ごし方の変化 19
宗教活動の変化 19
社会的活動の変化 18
小さな借金 18
睡眠習慣の変化 16
親戚が集まる回数の変化 15
食生活の変化 15
休暇 13
クリスマス 12
軽微な法律違反 11
結婚をマグニチュード50として、日常おこりやすい、ストレッサーとなりうる出来事のストレス度(ストレス・マグニチュード)を数値化したものです。このストレス度の合計点が150~199では37%の人が、200~299では51%の人が、300を超えると79%の人が、その後2年間に病気になる確立が高まります。また、300に近づくと“うつ”と“心臓病”が多くなり、さらに点数が高くなると“がん”や“糖尿病”が多くなると言われています。
以上が私の手元にある『ホームズ・エラのストレス表』という資料です。
これを読んだ時に、一般的には喜ばしい、結婚や個人的業績やクリスマスまでストレスになるんだということを認識できたことと、もう一点、仕事上の謎が解明されたような気がしました。それは新築の外構工事で新居にうかがうと、奥様が寝込んでいたり、明らかに精神的に病んでいたり、新居に越さずに実家に帰って別居状態とう深刻な夫婦げんかになっているということに数多く遭遇していて、それがこの表をみると納得できるのです。
例えば新婚で妊娠していてローンを組んで新築を建てて新婚生活をスタート、これでザッと足し算すると指数は282になります。半数の人が病気になる数値です。さらに職場のことがあれこれ重なれば軽く300を超えてしまって8割の人が病気になるという状態になるのです。家の新築がいかに大きなストレスになるか、そのことをきちっと理解しておくこと、それだけでも最悪の結果を回避できると思い、夢いっぱいでスタートするマイホームづくりが病気や家族崩壊につながらないように、そんな願いを込めてこのオマケを添えました。
磯子区 田中邸
ストレスばなしのついでに、大事なことをもう一つ。ストレスを回避することと同時に、ストレスと向き合って、コントロールし、上手くつきあう知恵と訓練が絶対に必要です。日々のその鍛練が生きるということでもあるのです。賢く強く健康に幸せを築いている、そういうお客様の共通点はストレスに強いということなのです。身体を鍛えるのと同じで精神の強化も欠かさない、ストレスを利用して充実した生活を組み立てる、そういう毎日を心掛けたいものです。
栄区 瀧本邸
ストレスをエネルギーに変換して、フルスロットルでGO!