Garden Re-Quest

Garden Re- Quest Introduction

 「庭の探究」あるいは「庭をめぐる冒険」☞ Garden Quest

 これをカタカナ表記にする場合「ガーデン・クエスト」か、「ガーデンクエスト」か。
 「ガーデン・クエスト」。中黒「・」を入れると生真面目で堅苦しいニュアンスが滲む。入れずに「ガーデンクエスト」にした場合「ドラゴンクエスト」を連想させるためか、これから始まる壮大なる庭物語のタイトルとしてはいささか軽すぎる気がするのだ。ドラゴンクエストは「ドラクエ」となった。略称とはそういうもので、広く浅く拡散するには適しているが、その刹那にことの本質は消失する。龍をめぐる壮大な冒険譚は一気に人気ゲームソフトの呼び名へと変質してしまう。「アビーロード」は「アビー」ではなく「アビーロード」、「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」は「サージェントペパー」ではなくあくまでも「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」と呼び続けたい、というスタンスに立ち続けて人生を終えたいと思っている頑固ジジイの側面が、ぼくにも確かに存在するわけでして、多くの場合、それが老害を招いてしまうことなどはがってん承知の助。だから正面ともう片方の側面には笑顔絶やさぬ柔軟な好々爺を演じ続けているのです。しかし演技は演技。昭和生まれの価値観を失ってしまったとしたら、我ら世代の時代的アイデンティティは失われてしまうに違いない。戦争を知らない子供たちが戦争を語り継がない(継げない)ままでいるという、子や孫世代への大罪を犯すことに似て。なあんてね。8月はどうしても、毎年そのことを思ってしまう昭和元禄成れの果て。いやはや頑固さの取り扱いは団塊を含め、世の爺さんたちの重大な課題なり。

 今現在ぼくの進行方向に広がっているのは、多くの人にとっては未知の世界でありながら、ぼくには日常の居場所であり仕事のフィールドでもある「意味ある庭、価値ある庭、愛が溢れる庭、人生のクオリティーに影響する癒しと感動の庭世界」。けもの道しかない未踏の原野を分け入るようにして、倒けつ転びつ、時に沼地に踏み込んだ足が抜けずに往生したり、いやはやなかなかに苦労の多い数十年だったなあとしばし感慨に浸り、涼しい木陰でひと休みひと休み。慌てない慌てない。ソモサン(如何に?)、セッパ(説破/論破して進ぜよう)。

 ソモサン「庭とはなんぞや。住宅地を見るがよい、どこもかしこもレゾンレートルが希薄な、それどころか苦労の種でしなかない庭ばかりではないか」。

 セッパ「我逢人(がほうじん)。本物との出逢いから全ては始まるのです。大多数の人は意義ある庭を体感したことがなく、つまり、まだ日本にはほとんど『庭』が存在していないとも言える。ゆえにこれからそのような『意義を有する庭世界』を丹念に並べてご覧いただくことといたしました」。

 で、そのシリーズに冠するタイトルをどうするか。「ガーデン・クエスト」か、「ガーデンクエスト」か。・・・ええい面倒だ、カタカナをやめてしまえ。
 このように、行き詰まったら方向を変えてみるのが設計者のセオリーなのであ〜る。八方塞がったら九方目を探し、壁にぶち当たったら迂回をし、ハードルは越えずに潜り抜け、どん底前落ちたらさらに掘る。・・・・・Garden Quest 、よし、これで行こう。すると、そこへ突然のミューズ降臨。「お久しぶりね〜。間に『Re』を入れてごらんなさ〜い」。端にして的なる思召し。おお、何ということか。これはいい!決まり。

 『Re』を入れる。Garden Re- Quest 。「庭の冒険を再び」と「ガーデンリクエスト」のダブル・ミーニングではないか。設計時同様に、何者かが降ってきて言葉なり形なり概念なりを授けてくれる奇跡に導かれてここまででやってきたのでありまして、思えば遠くへ来たもんだ、ふるさと離れて40年。もしもぼくに特殊性があるとするならば、この降臨現象に他ならない。巫女やイタコに類する能力を、確かにぼくは持っておるのです。その何者が何者であるのかは不明。背後霊とか守護霊とかかもしれないが、その時々でそれを「レノン」と呼んだり「ミューズ」と呼んだり、近頃は多くの場合「アマテラス」と呼んで、早朝の庭でお天道様に二礼二拍手一礼を欠かさず感謝している次第。空海言うところの大日如来のような、ぼくの内にある曼荼羅の中心人物がこっちこっちと手招く方向に進み、するとそこに素晴らしい出会いがあり、夢中で想像し創造された感動の庭が出現する。ただただその繰り返しで今に至るのであります。故に頭の中身は40年前のまんまで、だからでしょうか、しょっちゅう「ものすごく若く見えますね」と言われ、それが果たして喜ばしいことなのかどうか・・・。爺さんには爺さんの役回りがあるのですから、ちょこっと老けメイクでもするのが世の嗜みかとも思いつつ、残り時間を思えばそんなことを考えているいとまなどなく、おいとままでの一仕事としてこの Garden Re- Quest を綴りますゆえ、どうぞお付き合いくださいませませ。
 では御大師様から発せられた「ソモサン」への丹念な「セッパ」の始まり始まり〜。

 新シリーズのイントロダクションはこんな感じでどうだろうか、田部井くん(昨年からぼくをプロデュースしてくれているかつてのスタッフ。今は重要な外部スタッフ田部井P)。

 相変わらずくどいですね。それと全体的に文章が軽すぎるし、ガシャガシャし過ぎじゃないでしょうか。

 そうなんだよ、そこなんだよ田部井くん。くどくて軽くてガッシャガシャ。それを改善しようとしたら迷路に入っちゃって、なかなか記事を書けなくなってね。書いては削除、書いては削除の繰り返し。でも書かないよりは書いたほうがいいよな、きっと。何事も、不完全であってもやらないよりはやったほうがいいに決まっている。たくさんの常連さんから「ブログが途絶えてるけど、どうしたんですか」と心配されたりもしたし。だからね、これでいいんだと、これが我がスタイルなんだと思うことにした。何だかなあ、コロナ以降、世の中批判めいたことばかりで、論破とか、そういうのにうんざりしてね。同時に自分の中に深く根を張っている批判精神にもうんざりしてしまった。「批判からは何も生まれない」という北原照久グルの言葉が頭の中をグールグル。でもこのシリーズを始めることでようやく抜け出せる気がするよ、田部井くん。迂回し潜り抜けて、ついに足元に九方目を見つけたから掘ることにした。庭のあれこれを「掘ってえ掘ってえまた掘って、担いで担いで炭坑節」だ。ああ、インスタの件は少し後回しにせざるを得ない。きみに勧められて1年くらい経ってるのに申し訳ない。基本はブログだから、こっちのペースを回復させることが先。それがきっとインスタデビューの準備にもなるだろうしね。

 なあるほど、確かに書かないことには何も始まらない。まあいでしょう。考え込んでサクサク進まない、その混沌からポコっと生まれる庭や言葉、それがイワフチさんの持ち味なんですからそのままでどうぞ。インスタグラムは一旦始めたら怒涛の如くやり続ける世界なので、じっくりと準備しといたほうがいいですし。

 準備っていうか、いまだに開き方すらおぼつかないんだけど。最初からしっかり教えてくれよ。

 ぼくも忙しいんだから自力で勉強してください。小学生でもできることなんですから。

 う・・・確かに。でもさあ、誰か一から教えてくれないかなあ、サクッとね。他に勉強したいことや読みかけの本だらけで、設計と事務仕事は相変わらず山積みだし、携帯を弄っている時間などないのだよ。まあいっか、なるようになる。志だけは消さずに、藤原ヒロシの WALKING MEN を口ずさみつつマイペースで歩を進めるのみ。

 では、膨大な量の庭写真を使った壮大なる庭物語の、始まり始まり〜。

今シリーズの写真は Before and After が中心になります。
例えばこういうの。

『 ローズガーデン 
丸岡さんちの場合 』

Before
丸岡邸Before4

After
丸岡邸After4


『 ウッドデッキ20年目の復活劇 』

Before
新谷邸Before5

After
新谷邸After5


『 すご!ガレージの屋上に庭出現 』

Before
石井邸ビフォー2

After
石井邸アフター2










Garden Re- Quest 昭和の庭 ☞ 令和の庭

 江戸時代、庶民の庭は縁側と物干し場と畑と、広さに余裕があれば鶏や山羊を飼う生活の場所でした。植物を愛でるという面では盆栽の流行などがあり、俳句やボタニカルアートに繋がる粋人の趣味的要素もあったものの、一般的感覚として、庭は特別な建物に付随しその施設の格を上げるために整備された余裕の敷地(お寺の境内とか)、という概念だったと思われます。

 ちなみにさらに遥か遡れば、前方後円墳の前方は前にある方形(四角い土地)ですから建物の敷地で、後円は裏庭(来場者が集う広場・コロッセオ)を意味しているというのがぼくの素人説で、学術的諸説には一切出てこないながら、外構と庭の設計を生業にしている者には、そうとしか思えない形状なのでありあす。天岩戸の前の広場(前庭)で、太陽神復活を願う人々が舞い踊ったことと同じく、太古の昔から人々は共通の思いを胸に広場(庭)に集い、語り合い、不安や怒りの感情を分かち合い、祈りを込めて歌舞音曲に興じていたに違いない。これが祭りの原形であり、庭とは元来そういう場所だったのだ、というのがぼくの庭屋的持論です。余談でした。

 明治時代から大正時代になると、個人邸に寺社仏閣の庭や大名庭園の要素を取り入れ、景石、池、仕立て上げた名木を配することが功成り名を遂げた旦那衆ステイタスとなりました。このいわゆる「文士の庭」が最先端の庭のスタイルとなり、西洋建築のお屋敷が増えるに従い芝生とレンガが多用されてゆきます。そこに武士と粋人が嗜んできた茶道の茶庭文化が相まって、ぼくらが思い浮かべる家庭の庭の基本的な構成が出来上がりました。
 そして昭和時代、敗戦のこともあり、日本の庭の進化は止まってしまいます。一大決心でローンを組んで家を建て、さて、建蔽率の関係での余剰地をどう扱っていいか、建築業者、造園業者、そこに住まう人の誰ひとり積極的な発想を持つことなく途方に暮れ放置するか、あるいは江戸・明治・大正の様式を止む無く踏襲するかで、平成、令和と時は流れ、その足踏み状態のまま今日に至っているのです。

 ぼくらはそろそろ、占領国から自立した日本独自の庭の概念を獲得しなければならない。大袈裟ではなく、真剣にそう思っています。なぜなら、アメリカあんなことなので、もう憧れる要素がなくなってしまった。ではヨーロッパに羨望を向ければよいのか。違います。パリ五輪の開会式で、フランス人が持っている歴史と文化の分厚さに驚愕し感動したものの、それは決してぼくらにそぐう質のものではないし、そもそも憧れ癖みたいな態度では独自の文化を育むことなどできないのです。そもそもパリ万博の頃には彼らフランス人たちがぼくらの三代〜五代前の日本人が持っていた文化に憧れた。そのクールジャパンから美術界のフランス革命とも言える印象派が生まれたのですから。ですから、もう憧れるのはやめにして、諸外国から憧れられる日本独自の生活様式を築き上げるタイミングなのです。それは海外との比較ではなく、ぼくらが現状の中で、いかにして家族の幸せを実現させてゆくか、という一点に意識と努力を集中させることが肝要。その手始めに、進化を止めて久しい庭を、概念から変えてゆくという、そんなムーブメントが起こってくれるといいのですが。
 日本人は「家庭」という言葉を持っています。家と庭で家庭。「家」はこれ以上必要ないところまで進化し住環境は充実しました。さて、置き去りにされっぱなしで雑草対策以外に人々の気持ちを動かさなくなってしまった「庭」の方を、しっかりと見つめてみてください。あなたとご家族の幸福な人生のために。そして庭のある暮らしが、幸福な人生のシーンとして積み重ねられてゆきますように。



 では始めます。「 昭和の庭 ☞ 令和の庭 」。
 昔ながらのよく手入れされた、格の高いお庭です。とても賢明に暮らしてこられたことが伝わってきます。

栗原邸ビフォー7


 ご要望は、「手入れはきちっとやっているけど、何となく違うんじゃないかと思って」というもの。具体的にどう変えたいというお話が出なかったので、「仮に『もしもぼくの実家だったら』というプランを描きますから、それを叩き台にしてイメージしてください」ということで、このような設計になりました。


栗原邸Plan


眺める庭から過ごす庭へ

庭を室内を繋ぐ

芝生で犬が駆け回る

夜風を楽しむ

人が集う

 以上のポイントを形にしました。するとご家族全員の目から鱗がハラハラと落ち、提案通りの施工となりました。

Before 1
栗原邸ビフォー6 2

After 1
栗原邸アフター6 3


Before 2
栗原邸ビフォー7

After 2
栗原邸アフター7


Before 3
栗原邸ビフォー10

After 3
栗原邸アフター10


 昭和の庭から令和の庭へ。


栗原邸3

栗原邸1

栗原邸4


 夜はこうなります。「過ごす庭」の場合、夜の演出は欠かせない。夜風を楽しむことを除いてイメージしてしまったら、庭の魅力は半減してしまいます。


栗原邸6

 
 ついでにフロント、道路沿いの花壇の植物も整えました。


Before 4
栗原邸ビフォー1 2

After 4
栗原邸アフター1 2


Before 5
栗原邸ビフォー3

After 5
栗原邸アフター3


 もちろんご家族全員大喜びで、客観的にも庭の進化で暮らしが大きく、さらなる幸福方向へと前進した気がしています。


栗原邸2

栗原邸5

栗原邸7


 庭という場所は、進化させ続けないと輝きを失う性質を持っている場所。見慣れてほったらかしたら、すぐに暮らしの澱のようなものが溜まってしまいます。そういう意味で、このガーデンリフォームは庭を楽しむ暮らしのスタート地点です。ちらっとそんなお話をし、時と共に輝きを増すような生活を期待しつつ、庭を後にしました。


栗原邸8


 その後何度も手入れのご依頼をいただき、訪問するたびに楽しさと深みを増していったこの庭のその後を確認しました。当初の「もしもぼくの実家だったら」という提案が大成功だったなあと思い、実際に実家の庭を作ってあげたいなあなどと、我が田舎の家族に思いを馳せた次第です。






HI どうだ田部井くん、こんなスタートで。

田部井P い、いきなり真面目ですね。大丈夫ですか?

HI 大丈夫だよ、知っての通り根が真面目だからこういうことなら永遠に書いていられる。

田部井P いやそうじゃなくて、伝わるかなあってことです。前段でそっぽを向かれるかもしれないなあと。暑いんだし、みなさん忙しいから、インスタで写真を流し見るくらいがトレンドというか、インスタでもくどくど文章書く人のは人気ないみたいだし。

HI そこかあ・・・・。

田部井P 論文や専門書じゃないんですから、端的に、楽しくお願いします。

HI ・・・・はい、心がげます。




Garden Re- Quest 大人の秘密基地

 道路から下がった地下1階にリビングルームがあり、その外に裏庭スペースがあります。初めてそこを訪れた時に、出会い頭のときめきが。ワクワクっとして、ご夫婦に「ここ、隠れ家的な庭にしませんか」と口を突いて出たことを覚えています。
 広くて見晴らしが良い場所には、それを活かして晴れやかな庭を。逆の場合は、例えばリゾートホテルのプライベートガーデンをイメージして。



菅原邸Befor1

菅原邸Before2


Plan A
菅原邸PlanA


Plan B
菅原邸PlanB


これを元に検討を重ね、細部を整え、出来上がったのが次の PlanC です。


Plan C
菅原邸PlanC


Before 1
菅原邸Befor1

After 1
菅原邸After1


Before 2
菅原邸Before2


After 2
菅原邸After2



 目隠しという意味ではなく、空間構成のための壁がポイントです。



菅原邸3

菅原邸2

菅原邸1

菅原邸11

菅原邸12

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菅原邸10



 マリーンライトとLEDフラットライトを設置。



菅原邸20

菅原邸19

菅原邸18



 どの庭も、設計時には必ず夜の様子を思い浮かべます。星空と夜風を楽しめるようにすることで、庭の魅力は倍増しますから。



菅原邸3

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菅原邸9

菅原邸6

菅原邸5

菅原邸7

菅原邸8



 最初にここを見た時のワクワク感がカタチになって、隠れ家、大人の秘密基地、そんな仕上がりになりました。出会い頭のときめきを消さずに、それを聖火にして灯し続ける。仕事でも趣味でも夫婦でも、大事なことですよね。





 バングルスのヒット曲「 Eternal Flame 」が似合うご夫婦と、完成した庭で茶話会を楽しみました。


菅原邸23

菅原邸25

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 おふたりで元町散歩の途中で見つけたというカップ&ソーサー、とってもおふたりにお似合いで、ほのぼのとして素敵です。この庭の記念にと思い、後日ぼくも買いに行きました。



菅原邸4





 どうだ田部井くん、こんな感じで。

 くどくどしてないし、いいんじゃないですか。それよりも、すごいですねこの庭。裏の荒地に大人の秘密基地が出現!設計のコツとか要点なんかをもっとを詳しく知りたいんですが。きっと庭をどうしたもんかと悩んでいる人の役に立ちますよ。

 いやいや、それをやり始めるとくどくどしちゃうんだよ。サラッと、チラッと、あとは見る人に委ねる。それでいいんだって思うことにした。

 なるほど、藤原ヒロシ方式ですね。

 あそこまで極端にはやれないけどさ。藤原ヒロシの Instagram 、一切説明なしで意味不明な写真を連日アップしてる。こっちに考えさせるんだよね。あの手法は凄すぎて真似できない。でもあの人ってなぜかかっこいいから、メガネは真似してOAKLEY のフロッグスキンに老眼レンズを入れて使っているけど。










Garden Re- Quest 庭は人のための場所

 庭は植物を育てる場所(畑)ではなく、人が暮らす場所なのだと捉え直して、現在の庭を見つめてみてください。
 そこが庭としての意味と意義を持っていれば、どれほど有利に豊かな人生を築いてゆけることでしょう。理に適った庭は、あなたが何かでしくじっても、ボケーっと暮らしていても、手を取って、必ず幸せ方向へと導いてくれます。それが庭の意味であり、意義なのですから。


田村邸Plan


Before 1
田村邸Before1


After 1
田村邸After1



Before2
田村邸Before2


After 2
田村邸After2



Before 3
田村邸Before3


After 3
 田村邸After3



 庭の意味・・・建物に付随する生活空間。

 庭の意義・・・リラックス、リバランス、リチャージ。



田村邸1

田村邸2

田村邸3

田村邸5










Garden Re- Quest 暮らし方を思い描く

 広い庭スペースがある家を購入し、生えていた昭和的な庭木をきれいさっぱりと処分して、さて、どうしたものかと、半ば途方に暮れてご来店。



今福邸Before 04



 ご夫婦に、初対面でお話しした事柄は以下の通りです。

⚫︎ カーテンを開けて暮らせるようにすること(目隠し)を前提として、庭をどうするか考えてください。

⚫︎ 敷地が長方形なので、ロールケーキを切る方向で分割すれば二つか三つのエリアを生み出せます。

⚫︎ ぼくは「庭は生活空間である」と思っていますので、眺める庭ではなく過ごす庭を提案します。

⚫︎ リビングの前は段差をなくして、部屋が外に広がる感じで。もしくは外にひと部屋できた感じに。

⚫︎ 芝生のある暮らしと畑を楽しむ暮らし、どっちを選びますか?それとも両方欲しいでしょうか。

⚫︎ 夜の庭を楽しんでいただくために、暗くなったら自動で明かりが灯るようにします。



Plan A
今福邸A


Plan B
今福邸B


 このふたプランをご覧いただいて、意見をお聞きし、出来上がったのがこれ。

Plan C
今福邸C


 さらに打ち合わせを重ねて細部を整え、最終プランに辿り着きました。

Plan D
今福邸D


左側アップ
今福邸D-2


右側アップ
今福邸D-1



Before 1
今福邸Before 1

After 1
今福邸After 1



Before 2
今福邸Before 3

After 2
今福邸After 3



Before 3
今福邸Before 4

After 3
今福邸After 4



Before 4
今福邸Before 5

After 4
今福邸After 5



Before 5
今福邸Before 6

After 5
今福邸After 6



Before 6
今福邸Before 7

After 6
今福邸After 7



Before 7
今福邸Before 8

After 7
今福邸After 8



 ガーデンデザインとは単に庭の構成を考えることではなく、庭がある家の暮らし方、庭の楽しみ方を提案するのが仕事です。



今福邸3

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 庭の楽しみ方とは、例えばこういうこと。起きたら庭に出て外気を浴び、天候を確認し、太陽の位置を把握しながら日中を過ごし、日々季節の移ろいを知り、夜空を見上げ、光と風を感じて静かに自分を見つめること。集うこと、植物を育てて収穫し食べること、読書、バーベキュー、昼寝、ストレッチ、趣味のあれこれ、と限りなし。水やりや草取りも庭のお楽しみです。



今福邸8

今福邸10

今福邸11



 あなたは暮らしの中で何を楽しく感じるでしょうか。庭をあなたのテリトリーにして、その楽しみの舞台と捉えてみてください。









 田部井くん、台風はいい具合に逸れてくれたし、予定通りに暑気払いをしよう。ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを喰らって体力回復だ。明日はフェーン現象で暑いらしいけど、その後は平年並みに落ち着くみたいだから、秋に向かって晩夏を駆け抜けるイメージでいこうぜ。

田部井P 晩夏を駆け抜けるイメージ、いいですね。元気が出ます。

HI 元気が出ますって、きみはいつも元気じゃないか。

田部井P そうでもないですよ。だいたい空元気です。

HI おれもそう。でもそれでいいと思うんだよね。元気なふりをすれば元気になってゆく。笑っていれば楽しくなるし、背筋を伸ばせば頭が冴えるし。

田部井P ああ、それわかります。しかめっ面でうつむいていると、限りなくストレスが溜まっていきます。自滅しそうにうなりますよ。

HI 基本的に仕事も暮らしも、けっこう大変なことの連続なんだよなあ。でも実はそれが普通でさ、だから元気を出して乗り切るしかない。繰り返し繰り返し空元気で課題を乗り越えると「いつも元気で楽しそうですね」と言われるようになる。庭仕事と同じだよ。草取り、水やり、植え替え作業を積極的に楽しめる人だけが美しい庭を維持できる。あのほら、前に撮影を手伝ってもらった原田さんはそういうタイプだね。毎朝5時には庭に出て作業しているらしい。楽しくてしょうがないんだって。

田部井P あの庭はいいですよね。庭が人を手招きしているあの感じ。原田さんの生活感覚と合致していることがわかりました。

HI そうだ、原田さんちもブログで紹介しなきゃ。楽しみにしてくれてたし。さ、元気なふりして、今日も頑張ろ!






Garden Re- Quest ときめく庭

 家を建てて数年が過ぎ、最初から外構も庭も、門扉・表札・ポスト・インターホン、通路や物干場や植え込みなど、一般的に必要と思われる構成ができ上がっていいます。ええっと、植物の整備をすればいいのかな?くらいに思いつつピンポンを押しました。



酒巻邸ビフォー3

酒巻邸ビフォー6

酒巻邸ビフォー12



 音楽家のご夫婦は、ヨーロッパの暮らしが長かったこともあって、日本的に(和風ではなく)まとめられている家の周囲に、「もっとどうにかできるのではないか」という気持ちが膨らんできたと言います。そしてぼくを探し当ててご連絡をいただきました。
 現地に伺いさっと外を眺めてから、促されるまま室内に。そこはグランドピアノとチェロがそれぞれ数台並ぶ、広大なリビングなのかスタジオなのか、ぼくの日常では見たことのない空間です。
 ヨーロッパのアンティークであろう心地の良い椅子に腰掛け、紅茶をいただき、庭の話に入る前に話題は
フェルメールとその時代背景、バッハとピアノとチェンバロのこと、弾厚作のゴーストライターは山本直純説など、まあ楽しい楽しい。時を忘れて盛り上がりまして、「ごちそうさまでした」と挨拶をして帰宅の途に。
 車中で、さてと、ところでご要望は何だっけ?
 これ、よくあることなんです。肝心な話を何もしていない。でも大丈夫、おふたりはときめきがある外構と庭にリフォームしたいのだと解釈しました。具体的にどうこうじゃなくて、暮らしの場を、気分が上がる仕立てに変身させたいのだと。
 アーティストならではのその欲求は理解できます。ぼくも似たようなところがあって、日々自分の心のコンディションが勝負の、精神的アスリートのような職業ですから。大谷翔平やオリンピアンがトレーニングを怠らないように、日常的に想像と創造を繰り返していないと自分が機能しなくなってしまいます。



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Befire 1
酒巻邸ビフォー1

After 1
酒巻邸アフター1


Bsfore 2
酒巻邸ビフォー3

Aftre 2
酒巻邸アフター3


Before 3
酒巻邸ビフォー4

After 3
酒巻邸アフター4


Before 4
酒巻邸ビフォー5

After 4
酒巻邸アフター5


Before 5
酒巻邸ビフォー6


After 5
酒巻邸アフター6


Before 6
酒巻邸ビフォー8

After 6
酒巻邸アフター8


Before 7
酒巻邸ビフォー9

After 7
酒巻邸アフター9


Before 8
酒巻邸ビフォー12

After 8
酒巻邸アフター12



酒巻邸3

酒巻邸5

酒巻邸13



 Hampstead とは、ロンドン北西部にある一地区の地名で、カムデン特別区(大英博物館・英国図書館・ロンドン大学などがある)に属する。詩人、音楽家など歴史的著名人が暮らした家や、ビクトリア朝時代の邸宅が並ぶ高級住宅街だそうです。
 このように、住人の苗字ではなく、家にニックネームをつけてそれを表札とするのがイギリス流。イングリッシュガーデンブームの頃に「イギリス人は家を人格を持たせ家族だと位置付けて名前をつけるんだ」ということを、話には聞いていたものの初めて目にしたました。



酒巻邸8

酒巻邸9

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酒巻邸61



 庭が完成し、ご夫婦から夕食にお呼ばれしました。もちろん庭でのバーベキューです。



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酒巻邸66

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 その後も何度か店に遊びにきてくださって、ほとんど打ち合わせしないままで完成した庭に、とても満足していただいているご様子で、嬉しい限りです。



カムデンタウンといえば、藤原ヒロシが18歳で渡英し住み着いた場所です。
お金もない若者が、最初から一流の地域に向かうあたりが藤原流。



ぼくなんか、上京して上野・浅草はウキウキ歩けたものの、
渋谷周辺は、ダサダサの田舎者には場違い感が強過ぎて、何年も馴染めませんでした。
スクランブル交差点で足がすくんだことを覚えています。

今はなんともないですよ。松濤地区を怪しまれることなく散歩できるほどになりました。





Garden Re- Quest 80センチの庭

 リビングの外が隣地と80センチしかなかったら、そこを庭にしようなんて誰も思わないことでしょう。でもその奥様は、当たり前のことのようにそう思っていました。なぜ?
 80センチをイメージしてください。あなたの横幅は50センチ。ビルの工事現場で労働基準監督署から指導される作業通路幅が70センチです。

 その場所の建物からの出幅はどのくらいですか?

 ええっとお、たぶん3メートルくらいかな。

 だったらどんな庭でも作れますよ。過ごす庭も、眺める庭も、ガーデニングを楽しむ庭も。

 私はお花が好きだから。

 承知いたしました。楽しみにお待ちくださいね。

 ということで現地へ伺ったところ、なんと奥様がおっしゃっていたのは出幅3メートルは駐車場スペースで、庭にしたいリビングの外は・・・80センチ。どう見ても薄暗い通路です。



澤田邸Before1



 あのお・・・

 あら嫌だ、私ったら。設計図とか数字とか苦手で、変なことお伝えしちゃったみたいですね。


 しかしその奥様の、数字抜きの頭の中では、漠然と、この狭い場所が当然のこととして庭になるもんだと思っていたのです。家を建て替えてこれから始まる新たな生活、リビングの外には美しい庭があり、その庭風景を感じながら過ごすのが、主婦の権利としてというか、暮らしってそういうものでしょ、と信じて疑うことなくご来店されたのです。建築会社の担当者には、きっと奥様が抱いていたそういう庭へのイマジネーションが伝わらないままに引き渡しとなり、奥様的には「あれれ、ところでお庭はどうしたらいいのかしら?」となった。可愛らしい!天然奥様。しかし80センチですから、さてさて、どうしたものか。

 この場合、設計のポイントは部屋から見える景色です。お部屋の掃き出し窓を大きなカンヴァスに見立てて。


澤田様A

澤田邸Plan-1



Before 1

澤田邸Before1

After 1
澤田邸After1


Before 2
澤田邸Before2

After 2
澤田邸After2



澤田邸15

澤田邸16

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澤田邸12

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澤田邸10



 地面を持ち上げタイルを張り、出やすさと共に部屋との一体感を出して、材木の柔らかい質感と植物で庭空間を仕立てました。気が向けば鉢をどかして、コンパクトなイスとテーブルを出し過ごせます。出幅80センチであっても過ごす庭は可能なのです。
 完成後、駐車場周辺にも小物や植木鉢が増えてゆき、奥様の漠然とした庭がある暮らし、草花を楽しむ暮らしが実現。ほんと、ホッとしました。



澤田邸4

澤田邸2

澤田邸1

澤田邸3



 狭くても、庭をあきらめてはいけない。「無理だよねえ」と思わず、理屈抜きに想像したガーデピア(ガーデン・ユートピア)は現実となって出現するのです。



澤田邸13



 イメージすること、あきらめないで、漠然とでいいから理想のイメージを消さないこと。イメージできたらできたも同然。




HI どうだい田部井くん、すっごいだろ。

田部井P 出幅80センチですかあ。誰もそこを庭にしようなんて思いませんよね。奥様の純粋な庭へのイマジネーションが素晴らしい!

HI そうなんだよ。図面や数字が苦手だっておっしゃってたけど、そういうこととは別世界で生きてるんだろうなあ。女性的というか、可愛らしいよね。理屈じゃなくて「私は幸せに生きて当然なの」というのが、男には絶対に辿り着けない、女性特有の究極の人生観だよ。

田部井P わかります。その感じにぼくら男は茫然自失、わけがわからず論理立てて真意を探ろうとする。ところが論理なんぞは一切通用しませんよね。意味不明なままで女性の意向に沿えるよう試行錯誤する。でも、やってもやっても機嫌が悪くなる。苦行です。

HI 君もけっこう苦労してるんだね。

田部井P いわふちさんが昔ブログに書いていた「美味しい・楽しい・美しい」ってあったじゃないですか。あれですよ。

HI そう。意味不明であっても、男は「美味しい・楽しい・美しい」を女性に供給し続けなければならない。体細胞生物の頃に雌雄が分かれた段階から、オスは、メスが創り出したサーヴァント、使いっ走りなのだ。運命を呪ったところで無駄だから、せいぜい自分をすり減らしてオスの役割を果たすしかない。

田部井P 悲しい話ですね。

HI いやほんとに。でもね、それを男のロマンと言うのだよ。・・・たぶん。









Garden Re- Quest 時代は変わる

 ウッドデッキが壊れてきたので、というご相談。



松本邸Before3



 ええっと、このデッキはこれまでどのように使っていたのですか?

 特に使ってはいなくて、まあ、通路として役に立っていたという感じかな。数年でご覧の通り、歩くのが怖いくらいに壊れてしまいました。

 なあるほど。もっと丈夫な材木を使って、頑丈な構造で、目隠しを施して、日々洗濯物を干したり、気が向けば庭の書斎、過ごす場所として長く使えるデッキを設計しますね。ぼくと同年代のようですから、ご存じですかね、「 時代は変わる(THe Times They Are A-Changin' )」。

 ボブ・ディランですね。

 はい。


Plan A
松本邸PlanA


Plan B
松本邸PlanB


 これを元に検討を重ね、折衷案プラスアルファで新たなウッドデッキが出来上がりました。



Before 1
松本邸Before1

After 1
松本邸After1


Before 2
松本邸Before2

After 2
松本邸After2


Before 3
松本邸Before3

After 3
松本邸After3


Before 4
松本邸Before4

After 4
松本邸After4


Before 5
松本邸Before5

After 5
松本邸After5




松本邸1

松本邸3

松本邸4

松本邸5

松本邸6



 コモディティー化(一般化)。ウッドデッキに限らず庭全般に言えることとして、それがほとんど意義を持たないレベルで一般化してしまうと、そこに価格競争が始まります。価値を望まない要望ならできるだけ安い方がいいわけですから、当然の流れとして提供側は価格競争のレッド・オーシャン(血の海)状態となり、どこまで安く、デッキの体裁を整えるかという一点にのみ努力するようになります。やがて共倒れで業界そのものが消滅しまう、という流れを誰も止められない。価値ではなく物質を売ることの悲しい結末です。いろんな業種で起こったこの悲劇を、きっとあなたも目撃したことでしょう。たった数年前に吹き荒れたコモディティー化の嵐。過ぎてしまえば笑い話ながら、当時もがき苦しんだ人たちの多くは、その後どのような道を辿ったのでしょう。がんばれがんばれ!時代の変化に置き去られないために必要なことは、物事に価値を求め、それを判断する感覚なのですよ。提供する側も、受け取る側も。
 デッキ屋さんにもそんな苦難の時代がありました。わずかに生き残った業者は、安さではなく、素材、構造、構成、意義、そのデッキの価値の創造に懸命です。こうして絶滅の中から次なるニッチ(ブルーオーシャン)にたどり着いた者が、まともな提案と施工をするようになる。これが進化なんですよね。






仲間を探しておきなよ
どこにいたって
君の周りでは流れが渦巻いてるんだから
だから気をつけろ
でないと溺れるぞ
もし君に未来があるとしたら
ちゃんと泳ぐことが必要だ
沈んでしまわないようにね
時代は絶え間なく動いていくのだから




HI 田部井くんも業界が長いから、コモディティー化の悲劇は目撃してきたよね。

田部井P ほんとに、過ぎてしまえば笑い話ですけど当時は笑えることではなかった。みんなこぞって、安くて価値が無い庭をつくり続けていましたよね。そして誰もいなくなった。

HI アガサ・クリスティー。

田部井P はい。



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